ウエストワールド

1973に製作

『ブレインストーム』とならぶ古典的カルトSF
どちらの映画も、人がかなり早い段階からヴァーチャル・リアリティを指向していたことがわかる。

おっと、未来の技術をエロに結び付けるのをしっかり忘れないのも共通点かw
そして暴走、ロボットの叛乱も古典SFのお約束

マイケル・クライトン原作

ユル・ブリンナー主演?
リチャード・ベンジャミン
ジェイムズ・ブローリン

人と機械の知恵比べの構図は、古くは『2001年宇宙の旅』から『ブレードランナー』『ターミネーター』やアニメ『ブラックマジックM66』、最近では『マトリックス』まで連綿と続く。これらの作品は人が機械に対して抱くパラノイア的な妄想なのかも知れない。或いは一種の自己投影か。人とIBMスパコンがチェスで対決したのもまだ記憶に新しいところ。


人と人ならぬモノとの対立の構図は、時に機械であり、時にエイリアンであり、また虫、鳥、獣、ゾンビ、妖怪、霊、モンスター、そして人自身。とキャストは変わっても(「教訓」をもたらすにせよ、また「厭世感」をもたらすにせよ)その"神話"の意味合いはあまり変化しないようにも見える。というのもつまりは、(状況設定の多彩さを除けば)実際のところ、どの話もいくつかのバリエーションの内からはみ出るものではない。残されるのは「ある種の恐怖感」であって、それは結局「未知に対する漠然とした不安」の表れなのだ。