ジェシカ・チャステインの上司で師匠がジョン・マルコヴィッチ、兄弟子で組織のボスがコリン・ファレル、母親がジーナ・デイヴィス、元彼がコモンとそこそこ豪華なキャスティングである
コリン・ファレルとジョン・マルコヴィッチの殴り合いファイトが見れるのが貴重といえば貴重
以下ネタバレ
ジェシカ・チャステインは激しいアクションもこなせてすごいねーとは思うものの、背もそんな高くないしジーナ・カラーノほど肉体に説得力があるわけでもなく、作中の設定にあるような元軍人ぽさもないのでただ謎に強いだけになってしまっている
顔立ちは冷酷そうだし、背中の開いたドレスも似合うのでそこは良いのだが
「酒・薬物依存や家族問題のせいで故郷を去った女性が8年ぶりに帰郷し、目を背けてきた過去や家族と向き合う」というドラマパートと、「任務に疑問を持ち、標的に不必要な尋問をすることで組織に危険視され、命を狙われる殺し屋」というアクションパート、べつにどっちかだけでも映画として成立するんじゃね?ってなってしまう
途中で予算でも尽きたのか最後のファイトシーンもしょっぱかったし、アクションで魅せたかったのか家族を巡るドラマをテーマにしたかったのか結局どっちも中途半端で終わってしまったなと
個々のアクションや演技自体はしっかりしてるだけに惜しい