偶発的計画性理論

計画的偶発性理論 - Wikipedia
計画的偶発性理論とは?クランボルツ教授に学ぶキャリアデザイン | RGFプロフェッショナルリクルートメントジャパン
計画的偶発性理論とは?クランボルツ教授が提唱する主旨と行動特性│コラム│C・Dラボ│キャリア開発・キャリア研修のライフワークス

  1. 個人のキャリアは、偶然に起こる予想だにしていない事象によって8割が作られる
  2. 偶然に起こった事象は、自身の努力や行動によって、新たなキャリアを見つける力に変えていくことができる
  3. 偶然起こった事象をただ待っているのではなく、意図的に起こるように自分から行動し、また周りに起こっている環境の変化に目を向けるなどすることで、自分のキャリアを作るチャンスを増やしていくことができる

ナイトライド 時間は嗤う (2021)

ナイトライド 時間は嗤う

ナイトライド 時間は嗤う

  • モー・ダンフォード
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全編ワンカットということでもっと技巧的な画作りの映画を想像していたんだが、どちらかといえば定点的というか、主人公が夜、車を走らせながらあちこち電話するのを車に固定したカメラで映すのがメインでお話が進んでいく
画的にはどちらかといえば動きのない映画で、フォーマットは『『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』に近い、というかむしろほぼパクリと言っていい

以下ネタバレ





主人公がとにかく合理的で冷静な判断を下す男で、信義にも篤く、面倒見も良く、手下にも慕われ、彼女にも愛されというなぜ犯罪者やってるのか分からないような善人で、その主人公の信義の篤さも『オン・ザ・ハイウェイ~』に通ずるところがあるし、その信義の篤さや面倒見の良さが回り回って主人公を救うことになる、というあたりは『オン・ザ・ハイウェイ~』にはない気持ち良さがある。
映画好きの売人とのマイケル・マンの作品について語り合うところも良かったし、その会話の中で冒頭のシーンの"時は恵みなり"という意味深なフレーズが『マイアミ・バイス』の作中のセリフにつながり、最後には伏線としてちゃんと回収されるあたりも気持ちが良い

AVA/エヴァ (2020)


ジェシカ・チャステインの上司で師匠がジョン・マルコヴィッチ、兄弟子で組織のボスがコリン・ファレル、母親がジーナ・デイヴィス、元彼がコモンとそこそこ豪華なキャスティングである
コリン・ファレルジョン・マルコヴィッチの殴り合いファイトが見れるのが貴重といえば貴重

以下ネタバレ



ジェシカ・チャステインは激しいアクションもこなせてすごいねーとは思うものの、背もそんな高くないしジーナ・カラーノほど肉体に説得力があるわけでもなく、作中の設定にあるような元軍人ぽさもないのでただ謎に強いだけになってしまっている
顔立ちは冷酷そうだし、背中の開いたドレスも似合うのでそこは良いのだが

「酒・薬物依存や家族問題のせいで故郷を去った女性が8年ぶりに帰郷し、目を背けてきた過去や家族と向き合う」というドラマパートと、「任務に疑問を持ち、標的に不必要な尋問をすることで組織に危険視され、命を狙われる殺し屋」というアクションパート、べつにどっちかだけでも映画として成立するんじゃね?ってなってしまう
途中で予算でも尽きたのか最後のファイトシーンもしょっぱかったし、アクションで魅せたかったのか家族を巡るドラマをテーマにしたかったのか結局どっちも中途半端で終わってしまったなと
個々のアクションや演技自体はしっかりしてるだけに惜しい

スリープレス・ナイト (2017)

フランス映画のリメイクらしい
監督はスイスのバラン・ボー・オダー(『ピエロがお前を嘲笑う』)で今作がハリウッド・デビュー作
出演はジェイミー・フォックスミシェル・モナハンダーモット・マローニー、デヴィッド・ハーバーは『イコライザー』にも汚職刑事役で出てたな

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なんでそんなことになるのかまったくわけがわからないが、汚職刑事が雇い主の麻薬を強奪してしまい、その25キロのコカインを巡って息子が誘拐されて…というストーリー
結局主人公はただの汚職刑事ではなく、内通者を突き止めるために潜入している捜査官だったことが明かされるんだけど、だったら身元がバレたり息子と会ったりしてたらダメじゃないのか?とか、顔バレして息子誘拐されるのマヌケすぎん?とか、あんまり意味あるとも思えないのに返しに行った麻薬の一部をなんで隠したの?とかとにかく腑に落ちないことが多すぎるこの映画
麻薬を取り返したい側もやってることがマヌケすぎるし、主人公もマヌケで、相棒の汚職刑事もマヌケで、女刑事も感情だけが暴走するマヌケで、出てくる奴が全員マヌケなことによって成立しているストーリー、ほんと面白くないからやめて欲しい

ヴォイジャー (2021)

監督は『リミットレス』、『ダイバージェント』のニール・バーガー

主演は『レディ・プレイヤー1』のタイ・シェリダン、ヒロインがジョニー・デップヴァネッサ・パラディの娘リリー=ローズ・デップ、他にフィン・ホワイトヘッド(『ダンケルク』)、コリン・ファレル(『アレキサンダー』、『マイアミ・バイス』)

YouTubeの予告では「SF大作」と言っているが製作費2,900万ドルと、どちらかといえば低予算映画である

以下ネタバレ




宇宙船を舞台にした『蠅の王』という感じでSF要素は少なめ
「え?なんでそうなるの」というプロットで心理描写やそれに伴う葛藤もロクになく、一番キャラが立ってたコリン・ファレルは最初に死ぬ
オチも「アホくさ」としか言いようがない
キャストのわりに納得感が無い仕上がり
小物やセットの作り込みが丁寧で質感は高いがそれ以外がダメ過ぎる
エイリアンが出てくるのかと思ったら結局なんでもなかったことになるしこのエイリアンのくだり要るか?


だいたい作中で”ブルー”と呼ばれている感情抑制剤が宇宙という閉鎖空間での共同生活におけるキモなんだからこんな杜撰な管理にするのが間違ってる
食事に混ぜるとかもっと確実に投与できるように設計すべきだっただろ
摂取ボイコットに気付くのも遅すぎる
まあ遠く離れた宇宙空間という設定上、首輪の管理をするのが自分たちになってしまうのは致し方ないのかもしれないが、それでも自分たちの意志では外せないような仕組みに最初からしておくべきだった
"ブルー"拒否によって感情統制が効かなくなったせいで計画全体を危うくしかねない、というか一歩間違えばすべてが崩壊していてもおかしくないほどの危機に陥り、首謀者を含め5人の死者と船の設備への深刻な損傷という重大な結果を招いたのに「やっぱり私たちは"ブルー"いりません」ってなるのはどう考えても間違っている
自由意志の尊重を言うのであれば、生まれたときから閉鎖空間に子供を隔離して育て、次世代への捨て石として宇宙船から出ることも外の世界を知ることもなく寿命を迎えるというこの計画自体がそれに対する侵害に他ならないし、「人類の未来よりクルーの自由意志を尊重します」というのであれば、はじめからこんな計画やめて地球とともに滅亡する道を選べよという話である


ということで雰囲気だけのゴミ映画
見る必要なし

マッキントッシュの男 (1973)

デズモンド・バグリィの同名小説をジョン・ヒューストン監督(「荒馬と女」「勝利への脱出」)、ウォルター・ヒル脚本(「ゲッタウェイ」「48時間」)で映画化した作品
ジョン・ヒューストン監督、ウォルター・ヒル脚本でポール・ニューマンが主演とくればまあハズレはないかなと

スパイもの、というほどスパイものではないが、ポール・ニューマンのふてぶてしさは見ていて頼もしい
美しくて意志が強く、かつ有能でもあるという難しいヒロインにドミニク・サンダをキャスティングしたのも良かった
ロケ地のせいか通してアメリカ映画らしくない雰囲気で、エンディングも意外とあっさりしていて悪くない