iPad

1月ももう終わりか…はやいなぁ…
今週こそ免許取りにいこうとおもったらもう金曜だよorz
なんだろうね、この時間の流れの速さは…
まずい、まずいぞ…
かといってどうしようもないというか、どうしようもしたくないというか…


かねてから出る出るという噂が流れてたiPadが出たみたいですね
例によって例のごとく3G通信機能がネックになって日本での発売はまだです。どこかのキャリアが引き取るのか、それとも日本では3G機能を省いて発売されるのか、SBもまだiPhoneの在庫抱えてるだろうしおそらく後者だろうと思いますが。日本の通信インフラは進んでる面と規制で固められてる面と両方あって、それ故ガラパゴス的進化を遂げたのかもねぇ…
それにしてもiPadってiPodのタイポみたいでぱっと見紛らわしいよねと


思えばダイナブック構想からはや30年以上、NewtonやPalmなど幾多の試みを乗り越えてようやくこういうプロダクトがこのお値段で実現したんだなあと。
米国での発売価格は499ドルということなので価格的にはネットブックとバッティングするカタチになりますが、仕様を見た感じ、これはタブレット型PCというよりも大きなiPhoneですね。バッテリー持続時間は10時間とカタログスペック上は十分な時間です。キンドルとは液晶方式が違うのでオンライン書籍のビューワとしては直接バッティングはしないかも知れませんが、キンドルの購買意欲が大きく削がれるのも確か。どれだけ普及するのかまだちょっと見当もつきませんが世界で100万台ぐらい出ればAppStoreのデベロッパとしてはおいしいプラットフォームになりえるのかも。とはいえ初動ではそんなに数出ないと思います。2年後ぐらいには性能向上版が出ると思うのでそれまでにどれだけこのジャンルを確立できるかでしょう。
しかしジョブズ政権復活してからのアップルは目を見張るものがありますね。一時は売却話が毎年出るほど将来が危ぶまれていたのにiMacを出してからintel Macに移行するまで、そしてiTunesMusicStoreからAppStoreまでの戦略の一貫性、先見性はさすがとしか言いようがない感じがします。特にiMacをお茶の間パソコンとしてTVチューナーを組み込むようなことをけしてせずに、回線の高速化を見越してオンラインでの映像配信へユーザを促したこと。機を見るやAdobeを切り捨ててプロユース路線を抑えつつオンラインでのソフト販売を拡充して相乗効果でハードを売っていく戦略にシフトしていくあたり。ジョブズのビジョンを明確にあらわしてる気がしますよね。iPadはその路線の次なる布石ではないかと。つまり"パソコン"という概念すら脱却しようとしている気がします。ただ昔のジョブズと違うのは「良い物は高くても売れるんだ」という売り方をやめて、ユーザーや技術が追いつくのを待てるようになったことですね。そして毎回思うのはパッケージングとブランド戦略のうまさ。デザインという意味でここまでプロダクトに細心の注意を払っているメーカーはPC業界ではあとソニーぐらいじゃないでしょうか。ただ今のソニーAppleほど一貫した商品展開ができてないですね。ノートPCのラインナップを見ても、ユーザーをどこに導いていくかという強固なビジョンは見えてきません。昔のソニーは外れを連発しながらも過激な製品を送り出していた印象があるんですが。そのへんが、まず技術ありきのソニーと、ビジョンが先にあるジョブズとの違いなのかもしれません。
さて技術的にはようやくジョブズというかかつてのAT&Tラボの理想を体現できる時代になりました。ハゲも近年は健康面でかなり不安がある状態なので生きてるうちにどこまで己が理想を実現していけるのか見守っていきたいです。そして今から予言しておきますがハゲが死んだらAppleは間違いなく没落しますので。