この界隈はあんまよく知らんけど

これ系の人に特有の名文

7月21日も鞘師里保は欠席したので、これで四日連続である。本人が中身のないブログを更新したが具体性のある記述は無し。身体的な故障とは思えず、やはりメンタルの問題であろう。これまでずいぶん煩悶してきたはずなので、おそらくかなりの長患いになる。心の病であるから恢復までの期間の見通しなどない。まだ17歳になったばかりだが、メンバーの中で浮いてるであろうから、復帰して後列に下がって馴染めるとは思えず、芸能界引退も充分にあり得る。誰でもいつまでも華やかではいられず、時間に押しつぶされるようにして色鮮やかな世界から暗澹たる穢土に堕ちるとしても、磊落する速度が速すぎた。継戦能力は絶無であり、仄かな明かりさえ見えない。不具になった傷痍軍人として後半生を生きるしかない。年端もいかない頃から推されていたので、センターとしての自負を持たされ、また自分でもその自負があったのだろうし、今さら後列の有象無象の一人になるのも難しいであろう。内向性を深めて自分の殻に閉じこもった結果であり、悩んで自意識を豚のように太らせて、それが肉体にも反映されたのだが、その悩める内面を察するとしても、めんどくさい印象しか受けない。遊び回って馬鹿騒ぎをしてるのとは対極だから、本人の主観では生真面目なつもりである。ズッキは太っている時は「モーニング娘。のあいつ」として有名になって、最近は痩せたということで話題になってるが、ズッキは自分を世界の最重要問題とは考えていない。ズッキは柔軟性があるから有名になれるし接しやすいが、鞘師はこだわりが強すぎて世間にほとんど知られていない。周囲からすれば、もっとあっさりと物事をこなして欲しいわけである。かつては青少年が悩むのが美化された時代もあった。だが今日の流動性の高い社会において思春期の苦悩とは変化への拒絶反応でしかないし、どれだけ本人が苦しかろうが独善的なだけである。苦悩で呻吟するのは自意識の愉悦なのである。こんなに苦しいのが快楽のはずがないと言うのだろうが、この世界で自分が最も大事という悲劇に酔っているわけだ。十把一絡げにされる雑輩の一人ではなく、選ばれた人間のつもりなのだ。本人は茨の冠をかぶらされた受難者として、塗炭の苦しみのさなかにいるのだから、自分というものに悪酔いしていることには気付かない。

悩むのは快楽 | ブログ運営のためのブログ運営

ロシア文学的でさえある