コスパ

なにかをするとき、コストパフォーマンス、というのが気になる方だ
その行為から得られるものに対して、その金額は見合っているか、ということをヌキにして物事を楽しむことができない
別に安ければ良いということではない。500円なら500円なりの価値を、1万円なら1万円に見合った価値を得ることができるか?ということだ


たとえばどうにもワリに合わないことに手を出すとき、自分でする作業の手間を「損失」と捉えればそれはどこまで行ってもマイナスにしかならない
しかしその"手間"自体を「得られるもの」の内に含めることができれば、どこまで行ってもプラスになる
作業それ自体を楽しむことができれば、金を出した瞬間からすでに元は取れている
さらに言えば、その"手間"を記録・集約して「情報」に変換することができれば、ネタにすることができれば、単に「作業それ自体を楽しむ」以上の価値をそこに残すことができる
やってみて「ダメだった」それでもいい。そこでただ「ダメだった」ではなく、「○○した結果、ダメだった。それは△△が原因だ、それを防ぐには…」というところまで昇華できれば、それをきちんとカタチにして残せれば、その「ダメだった」行為にだって価値がある


一つの方法として、その「どうにもワリに合わないこと」のハードルをもっと引き上げてしまう。「絶対にワリに合わない」ぐらいまで引き上げてしまう。金額は多少増えるかも知れない。膨大な手間がかかるかもしれない。でもそれによって得られるものはさらに大きいかも知れない
基本的にどんなことでも、知識や技術、環境への投資といった蓄積が最終的にコストを減らす。その道のプロにはそういった蓄積がある。だからプロの仕事はコストパフォーマンスが高い。またコストパフォーマンスが高くなければプロではない