正圧か負圧かで語ることは意味がないのでは
- 一般的に正圧が良しとされている
- 負圧がダメな理由:隙間から埃を吸い込んでしまう
- しかし部分的に負圧を作らなければ排気できない(or 意図したエアフローを作れない)
- 正圧か負圧かというのはエアフローの失敗
- 吸気>排気(負圧)でも吸気<排気(正圧)でもなく吸気=排気(ゼロ圧)が理想
ポイント
- ケース全体の換気と部分冷却を分けて考える
- 熱源からの熱はケース内に排気される
- ケース内の空気に伝達された熱を効率的にケース外に排出するのがエアフロー
- エアフロー=効率的な熱移動
- 部分のエアフローを阻害しない全体のエアフロー
- 流速が高いほど熱伝達率が高くなる
- 熱伝達率は層流<乱流<流れの剥離・再付着*1
- 乱流を起こすだけの流速が必要
- 熱源表面の流速を維持することが大切
- 一定時間の流量が同じなら圧力損失が高い方が冷却効果は高い?
- 静音化へのアプローチ
- 自然対流(完全ファンレス)対 超低速ファンによる強制対流
- ファンの回転数は許容できる騒音が上限となる
- 許容騒音を決めるとファンの回転数の上限が決まる
- ケース全体の流量はファン回転数と開口面積で決まる
- 吸気口面積と排気口面積が等しいのが理想的
- ファンの数を増やす(並列)と流量が増える
- ファンを直列にすると静圧が増える
- 静圧特性は単独<直列<プッシュプル
- 吸気ファンと排気ファンを両方設けるのが静圧特性が最も高い
- 静圧特性が高いと同じ圧力損失に対して風量を大きくできる