フランコフォニア ルーヴルの記憶

セミドキュメンタリーというかパリ占領時にナチスから美術品の収奪を守ったルーヴル館長ジャック・ジョジャールとドイツから文化財保護のため派遣されたメッテルニヒ伯爵との奇妙な共犯関係を描いた劇パートを主軸に、大戦時の映像と、雑な再現映像、そこにルーブルの収蔵品をふんだんに用いたイメージ映像を散りばめ、ルーブル史というよりもヨーロッパの中でのルーヴル、あるいは美術館という場の誕生、またその意味を大きく俯瞰する
ただ俯瞰が大きすぎて全体として散漫で断片的な印象で、さらにちょいちょいロシア、とくにチェーホフへと思いが飛んでしまうという極めて私的なアプローチではある
ソクーロフ」ということを念頭に置いて観るべき作品で、でなければ視聴を途中で断念していたと思う

どういうわけかヨーロッパ人には民衆や顔を描くことが必要になったのだ
なぜヨーロッパ人はこうなのか
イスラム世界などでは肖像画を重要視しないのに


過去の時代の人々の目を知らなかったら
私はどうなっていたのか