2015 MotoGP 第6戦 ムジェロ(イタリア)GP 決勝(2015.05.31)



気温22℃、路面温度36℃、風速は8〜10km/h、晴れ、とまずまずのコンディション

Moto3
ポルトガル人が史上初優勝&ケント磐石
Moto2
復活ラバト&エガーター頑張る&ザルコ魂のライド!
MotoGP
マルケス怒りの追い上げ&独走ホルヘ

以上の3本

Moto3クラス決勝(20周)

日本人としては2008年日本GPでの小山知良以来となるフロントロウ獲得の尾野弘樹に期待がかかる
予選までは今まで通りのカラーリングだったSKYレーシングのマシンはイタリア国旗の3色に塗ったスペシャルカラーリングで登場。さすがロッシのチームというかなんというか


グリッドは1ダニー・ケント、2尾野弘樹、3ロマーノ・フェナティ
4カレル・ハニカ、5ニッコロ・アントネッリ、6ヤコブ・コーンフェール
7エネア・バスティアニーニ、8フランセスコ・バグナイア、9に久しぶりのシングルグリッド、アンドレア・ロカテッリ
10イサック・ビニャーレス、11ミゲル・オリヴェイラ、12ブラッド・ビンダー
13に予選で転倒してタイムが出せなかったファビオ・クアッタハッホ、14フアンフランゲバラ、15エフレン・バスケス
リビオ・ロイが16、ホルヘ・ナバーロが18、ジョン・マクフィーが19、フィリップ・エッテルが21、アレックス・マスブーが23、レミー・ガードナーが26、アレッサンドロ・トヌッチが32
女子ライダーのマリア・エレーラ(ハスクバーナ)とアナ・カラスコKTM)は27と31
鈴木竜生は最後尾の36


レースは尾野が良いスタートを決めたがブレーキングでケント、フェナティに抜かれ
ケント、フェナティ、尾野、バグナイアの順に1コーナーを通過
尾野はすぐにバグナイアに抜かれ4位
さらにコーンフェイル、ハニカにも抜かれて6位
さらにさらにバスティアニーニにも抜かれ1周目で7位まで順位を落とす
フェナティ、バグナイアがケントを抜いて1位と2位
ケントはさらにコーンフェイルにも抜かれ4位
オープニングラップからのホームストレートでは6ワイドにもなる集団が1コーナーに突っ込んで行く
残り19周、1コーナーでケントが再び先頭に出て、ケント、アントネッリ、ハニカ、バグナイア、フェナティ、コーンフェイル、バスティアニーニの順
尾野はブラッド・ビンダーの後ろの9番手
バグナイアがハニカを抜いて3番手、バスティアニーニがコーンフェイルをかわして6番手とイタリア勢奮闘
尾野はオリヴェイラとクアッタハッホに抜かれて2番グリッドスタートながら早くも11番手に転落
残り18周、ケントが先頭で変わらず。フェナティが3番手に上がってきた
バスティアニーニがハニカを抜いて6番手に浮上
先頭集団は8台での争い
残り17周、フェナティが先頭に出て、フェナティ、コーンフェイル、ビンダー、アントネッリ、バスティアニーニ、ケント、ハニカと先頭集団の中で順位が目まぐるしく入れ替わる
尾野は第2集団先頭の9位まで回復
15番グリッドスタートのバスケスはいつの間にか10番手につけていたが尾野を抜いて9位に浮上
尾野は再び11番手までダウン
残り16周、変わらずフェナティが先頭、ケントは5番手からコーンフェイルを抜いて4番手
マスブーが13番手まで上がってきた
残り15周、バグナイアとフェナティの先頭争いが過熱
バスケスがいつの間にか先頭集団に追いついてアントネッリを抜き8番手、15台の大きな先頭集団となる
尾野は集団最後尾の15番手
残り14周、ケントが1コーナーのブレーキングでトップに出るがハニカに抜かれ2番手に、フェナティが3番手
バスケスは一つ順位を上げて7番手
残り13周、フェナティが再び先頭に出て、ハニカ、バスティアニーニ、バグナイア、コーンフェール、バスケスと続く
ケントは10番手から11番手と少し順位を落としすぎたか
尾野は16番手
残り12周、バスティアニーニが先頭に出る
尾野は12番手まで回復
ケントはなんと14番手に落ちている。いつもよりストレートが伸びていないような
11コーナーでステファノ・マンツィーが転倒
さすがというかバスケスが4位まで上がってきた
フェナティは8番手まで後退
オリヴェイラもいつの間にか5番手、マスブーが6番手
残り11周、1コーナーのブレーキング勝負でオリヴェイラが一気に先頭に出てきた、続いてバスケスバスティアニーニ、バグナイア、ハニカ、ビンダー。序盤とまるっきりメンツが違う
ケントは11番手、尾野は12番手、フェナティが14番手
ケントは10番手に一つ上げたがすごい混戦だ
15コーナーでクアッタハッホが転倒!フランスGPに続いて2戦連続転倒リタイア。6戦中2戦がノーポイントとなってしまってこれは辛い
残り10周、後続を引き離そうとオリヴェイラがペースを上げるがそう簡単には離れてくれない
尾野が10番手、フェナティ11番手、ケント12番手と尾野がケントとフェナティの前を走っているw
尾野はさらに一つ順位をあげて9番手、フェナティも10番手、アントネッリが11番手にダウン
残り9周、フェナティが9番手、ケントが10番手に上げて尾野は11番手にダウン。後半に入ったがケントはこの位置で間に合うのか?
先頭はオリヴェイラバスケス、コーンフェイル、バスティアニーニ、バグナイア、ハニカの順
バグナイアのラフさが目立つ
尾野は13番手に順位を落とした
残り8周、先頭3台は変わらず、ハニカが4位に浮上
残り7周、フェナティが仕掛ける。ブレーキングで一気にバスケスの前に出て2番手、バスケスは1コーナーのブレーキングが上手くない
ケントは10番手から9番手にポジションを上げたが尾野は14番手に落ちている
残り6周、ケントが7番手に浮上、尾野は14番手で変わらず
フェナティがトップに出て順位はフェナティ、オリヴェイラバスティアニーニバスケス、バグナイア、ハニカ、ケント、コーンフェイル
マスブーがいつの間にか9位にいる
序盤で2位を走っていたアンントネッリがイサック・ビニャーレスをかわして11番手、難しいレースだ
尾野は15番手と元に戻ってしまった
残り5周、そろそろ各ライダーがまとめに入ってくる。アントネッリがケントを抜いて7番手に浮上
1コーナーの通過順位はフェナティ、バスティアニーニオリヴェイラ、ハニカ、コーンフェイル、バグナイア、アントネッリ、ケント、マスブー
オリヴェイラがフェナティとバスティアニーニを抜いてトップに立つ
フアンフランゲバラが転倒
残り4周、オリヴェイラが先頭をキープ。バグナイアが2位に出て、フェナティはケントの後ろの8番手まで下がってしまった
展開がまったく読めないぞ
残り3周、1コーナーのブレーキングでケントが一気に前に出て、オリヴェイラ、ケント、バグナイア、バスティアニーニ、ハニカ、アントネッリ、コーンフェイル、フェナティ
バスケスは直線では前に出るものの、1コーナーのブレーキングで順位を下げてしまう
尾野はギリギリポイント圏内の15番手をキープ
バグナイアがケントを抜いて2番手に浮上
残り2周、ケントはやはりストレートスピードが伸びていない。やや中高速よりのセッティングにしたのかも知れない
残り2周だと言うのにケントは9番手まで後退。逆にフェナティは2番手まで上がってきた
ケントは8番手に一つ順位を上げて
最終ラップ、1コーナーの通過順位はフェナティ、バグナイア、ケント、オリヴェイラバスティアニーニ、アントネッリ、少し離れてハニカ、コーンフェイル、バスケス
勝負権があるのは先頭の6台に絞られた
4番手のオリヴェイラは3台を次々かわして一気に先頭に出てきた
各ライダーとも最終コーナーを先頭で入りたくないという思惑があったようで、オリヴェイラ、ケント、フェナティ、バグナイアの順で最終コーナーを立ち上がってくる


結果はオリヴェイラがなんとか先頭を守って優勝。ポルトガル人としてはMotoGP史上初めての優勝を飾った
最終ラップでハニカが転倒しバスケスも巻き込まれて転倒。15番グリッドから一時は2位まで登りつめたのに最後の最後で巻き添え転倒を食らったバスケスは憤懣やるかたないという素振り
最終順位は1オリヴェイラ、2ケント、3フェナティ、4バグナイア、5バスティアニーニ、6アントネッリ、7ナバーロ、8イサック・ビニャーレス、9マスブー、10ブラッド・ビンダー、11尾野弘樹、12ニコラス・アジョ、13ロカテリ、14リビオ・ロイ、15アンドレア・ミグノ、終盤までずっと上位をキープしていたコーンフェイルはなんとポイント圏外の16位、なにがあったのか
フェナティとバグナイアはわずか0.003秒差という際どい勝負だった
そしてナバーロはいつの間にか8位に入っている


これでケントは124ptとバスティアニーニの78ptに大きな差をつけてチャンピオンシップをリード。バスケスとクアッタハッホが転倒したため3位フェナティ67pt、4位オリヴェイラ66pt、5位バスケス60ptとなる

Moto2クラス決勝(21周)

気温25℃、路面温度43℃、風速10km/h
ポールポジションは予選で大転倒しながらもトップタイムを叩き出したサム・ロウズ、2ndにF.C.C. TSRから8耐参戦の決まったドミニク・エガーター、3rdティト・ラバト
2列目4トーマス・ルティ、5ルイス・サロム、6ヨハン・ザルコ
3列目7シモーヌ・コルシ、8シャビエル・シメオン、9アレックス・リンス
4列目10アクセル・ポンス、11サンドロ・コルテセ、12フリアン・シモン
ジョナス・フォルガーが13、アレックス・マルケスが15、ロレンソ・バルダッサーリが16、中上貴晶は17、マルセル・シュロッターは19、ミカ・カリオは23、アンソニー・ウェストは30
エガーターは今シーズンの初のフロントロウ
ポイントリーダーのザルコは2列目6番グリッドから


レースはエガーターが良いスタートを決め、ホールショットを奪う。続いてルティ、ロウズ、コルシ、シメオン、サロム、ラバト、ザルコ、フリアン・シモン、フォルガー、中上、コルテセ
ロウズがルティを抜いて2番手につける
2周目、残り20周、スリップが効きまくる。1コーナーでコルシとロウズが接触。コルシがインを締めすぎてイン側に入っていたロウズに自ら当たりにいった格好になってしまった。コルシが弾き出され転倒リタイア。この接触によるお咎めはなし(当たり前)
しかしロウズも転倒こそしなかったものの順位を下げ、11番手まで後退
ルティがエガーターを抜いてトップに出る
フォルガーが一気に5番手まで浮上
ラバトも4番手まで浮上し、順位はルティ、エガーター、シメオン、ラバト、フォルガー、ザルコ、サロム、フリアン・シモン、バルダッサーリ、ロウズ、中上
残り19周、リンスは15番手、ミカ・カリオは17番手を走行
ルティが後続を引き離すべくペースアップ。隊列はやや長くなったか
ところがなんと12コーナーでルティがあっけなく転倒。そのままリタイアとなった。突然のスリップダウンにルティも頭を抱えている
残り18周、ラバトが1分52秒580でファステスト
先頭はエガーター、続いてラバト、シメオン、フォルガー、ザルコ、サロム、ロウズ、シモン、バルダッサーリ、コルテセ、ポンス、モルビデリ、リンス、マルケス、カリオ
中上は17番手まで順位を下げてしまった
残り17周、フォルガーがシメオンを抜いて3番手に浮上
モルビデリがチームメイトのカリオを撒き込んで転倒。リンスに当てられたか?
残り16周、シメオンが6番手まで後退。ザルコがフォルガーに仕掛けるが抜けず4番手に止まる
ラバトがエガーターを抜いて先頭へ
残り15周、カサノバの入り口6コーナーでフォルガーが転倒リタイア。これで上位集団から4台が消え、ザルコは棚ボタの3番手、一気に表彰台圏内へ
残り14周、ラバトが1分52秒530とサーキットレコードを更新するファステスト。先頭に出たラバトのペースが速く、隊列がさらに長くなる
残り13周、ラバトとエガーターの差は0.764秒から1.007秒に拡がる
転倒したフォルガーはピットに戻ってきたがガックリしている
ロウズがサロムを抜いて4番手に浮上
ザルコはストレートが伸びていない
残り12周、ザルコが3コーナーでエガーターを抜いて2番手に
シメオンもサロムを抜いて5番手
中上は15番手
残り9周、ラバトが安定して速く、集団はどんどん縦に長くなっていく。ザルコだけが必死に付いていくが少し離されてきている
マルケスは11番手、リンスは12番手、その後ろにシャリーン、中上、アズラン・シャーと続く
残り8周、一時は離されかけたザルコだがじわじわとラバトを追い上げている
残り7周、ラバトとザルコの差は一時1秒以上あったがこの周で0.807秒から0.439秒まで縮まる
残り6周、ザルコが近付いてきたのに気付いたラバトもペースアップ、差は0.547秒と縮まらず
バルダッサーリがコースアウト8番手から10番手に順位を落とす
残り5周、ラバトとザルコの差は0.566秒から0.452秒
残り4周、ラバトとザルコの差は0.5秒台で変わらず。ラバトもじわじわペースを上げてきているがザルコも食い下がる
残り3周、ラバト目一杯のハードプッシュでザルコとの差を0.836まで拡げた
残り2周、少しずつ離れていくラバトにザルコも諦めるかと思われたが、なんとザルコもここへ来てペースアップ。ラバトとの差を0.469秒まで戻す。ポイントリーダーにも関わらず「2位でいいや」という考えが全くないぞザルコ!
中上の前を走っていたシャリーンが転倒、中上は13番手に
最終ラップ、ラバトの必死の逃げにザルコも渾身の走りを見せ、なんと最終ラップで1分52秒685の自己ベストタイムを記録
しかし最後まで勝負をかけることはできずラバトが逃げ切り優勝


結果は1ラバト、2ザルコ、3エガーター、4ロウズ、5サロム、6シメオン、7シモン、8コルテセ、9ポンス、10バルダッサーリ、11リンス、12マルケス、13中上、14クルメナッハー、15アズラン・シャー、16シュロッター、17リカルド・カルドス、18マティア・パッシーニ
最後まで攻め切ったザルコも凄かったが逃げ切ったラバトも凄かった。今シーズン出だしでつまづいたラバトだが文句なしの勝利
これでチャンピオンシップポイントはザルコ109pt、ラバト78pt、ルティ68pt、ロウズ67pt、フォルガー57pt、リンス54pt、モルビデリ54pt、シメオン49pt

MotoGPクラス決勝(23周)

気温25℃、路面温度48℃、風速13km/h。風はあるものの路面温度が高く、レース中に50℃を超えてくると思われる。タイヤのパフォーマンスがどうなるか
最高峰クラスに参戦以来の自己ワーストグリッド、13番グリッドからスタートのマルク・マルケス、ピットでの表情にもいつもの笑顔はなく険しい顔。カメラに向かって手を振ることも視線を向けることもしない
キアヌ・リーブスがいる!ていうかアメリカズでもいたよねこの人
ドカティのピットはお膝元とあって、いつもより心なしか人が多い
イタリア国内のGPで、イタリア人がイタリアのマシンを駆ってポールポジションを獲得するのはなんと1972年のアゴスティーニ以来ということだが、5月12日のプライベートテスト中に転倒して左肩を脱臼しているイアンノーネ、一発のタイムはともかく長丁場となるレースへの影響が懸念される
フランスGPで転倒リタイアとなったクラッチローは朝のウォームアップ走行中に転倒。右手と右ひじを強打して見た目にもコンディションが悪そう。がんばれクラッチロー!
そしてポル・エスパルガロブラッドリー・スミスヤマハワークスから8耐参戦が決まった模様


グリッドは
1列目1アンドレア・イアンノーネ、2ホルヘ・ロレンソ、3アンドレア・ドヴィツィオーゾ
2列目4カル・クラッチロー、5アレイシ・エスパルガロ、6ドカティのテストライダー、ミケーレ・ピッロ
3列目7ダニ・ペドロサ、8バレンティーノ・ロッシ、9マーベリック・ビニャーレス
4列目10ポル・エスパルガロ、11ブラッドリー・スミス、12ヨニー・エルナンデス
5列目13マルク・マルケス、14ダニロ・ペトルッチ、15エクトル・バルベラ
クラッチローとマルケスはフロントにハードタイヤを選択、あとのほとんどのライダーはフロント、リア、ともにミディアム
ピッロだけがリアにソフトを選択している


1周目、ホールショットを奪ったのはイアンノーネ、続いてドヴィ、ロレンソ、スミス、ポル、マルケスクラッチロー、アレイシ、ペドロサ
5列目13番グリッドから物凄い勢いで1コーナーに突っ込んでいったマルケスはなんと7台を抜いて6位で1コーナーを通過。危うく2列前のペドロサにぶつかるところだったが、さすがというかペドロサも気配を感じて避ける。もうなんというか強い怒りを感じるライディング
ロレンソはすぐにドヴィを抜いて2番手に、さらに後半セクションではイアンノーネもかわして早くもトップに出る
ペドロサもアレイシをかわして8番手
マルケスはポル、スミスを立て続けに抜いて4番手。たった1周で9台抜いてきたぞこの人
2周目、残り22周、ドヴィがイアンノーネを抜いて2番手に浮上
マルケスもイアンノーネを抜いて3番手
ペドロサがクラッチローを抜いて7番手、クラッチローの後ろにはアレイシを抜いてロッシが迫っている
2周目の順位はロレンソ、ドヴィ、マルケス、イアンノーネ、スミス、ポル、ペドロサ、クラッチロー、ロッシ、アレイシ、ピッロ、ペトルッチ、エルナンデス、ビニャーレス、ブラドル、ミラー、ヘイデン、ロリス・バズ、レディング、バルベラ、バウティスタ
ペドロサはポルも抜いて6番手に
残り21周、マルケスに1分47秒859のファステスト。ドヴィも抜いて2番手に浮上
1コーナーでペトルッチが止まりきれずアレイシにインから接触。アレイシは激しく転倒しうずくまってすぐに立つことができない
2位に出たマルケスはロレンソを猛追
カレル・アブラハムがジャンプスタートによりライドスルーペナルティ
残り20周、ペドロサがスミスを抜いて5番手に浮上
ニッキー・ヘイデンが4コーナーで転倒、マシンの損傷が激しくそのままリタイア
残り19周、ロレンソのペースが安定して速い
6番手だったポルがペースを落として9番手まで後退、ロッシが8番手に上がってきた
ビニャーレスも14番手から11番手に順位を上げている
残り18周、ロレンソとマルケスとの差が0.410秒から1.061秒に拡がる。気合でペースを上げてきたマルケスもここが限界か
ドヴィツィオーゾがマルケスを抜いて2番手に出るが、ロレンソとの差は1.378秒とさらに開いた
残り17周、マルケスのマシンよりドカティの方があきらかにブレーキングに安定感がある
ロレンソは順調にペースを上げて行く。2位ドヴィツィオーゾとの差は2.058秒から2.166秒とすでに2秒以上の差
マルケスは少しペースが落ちてきたか
ペドロサがイアンノーネの背後に迫ってきている
残り16周、ペースの落ちてきたマルケスをイアンノーネが抜きにかかるがマルケスも意地で抜き返す
6番手のスミスがペースを落として8番手に後退、クラッチロー6番手、ロッシが7番手
路面温度のせいか全体にペースが落ちてきている?
残り15周、先頭のロレンソからやや開いて、ドヴィ、マルケス、イアンノーネ、ペドロサ、4台の2位集団
そこにクラッチローを抜いたロッシが迫ってきている
ロレンソとドヴィツィオーゾの差は3.155秒まで拡がった
残り14周、ドヴィが急にペースダウン。代わってマルケスが2番手、イアンノーネ3番手に
ペドロサの後ろにだんだんロッシが近付いてきたぞぉ?
残り13周、やはりマルケスはペースが上がらない
イアンノーネがマルケスを抜いて2番手に浮上
ペドロサとロッシとの差は1.854秒から1.291秒に縮まってきた
残り12周、ドヴィはペドロサにも抜かれて5番手
残り11周、ドヴィを抜いてロッシが5番手に上がるとスタンドからは物凄い大歓声が。あの…ドヴィもイタリア人なんですがそれは…(ドカティだし)
残り10周、順位はロレンソ、イアンノーネ、マルケス、ペドロサ、ロッシ、ドヴィ、クラッチロー、スミス、ポル、ビニャーレス、ピッロ、エルナンデスペトルッチ、レディング、ロリス・バズ、バルベラ、ラバティ
あれ?バウティスタどこいった
残り9周、とうとうドヴィがピットイン。原因はスプロケットの過剰磨耗とのことだがそんなことってあり得るの?ドヴィはこれが今季初リタイア。ここまで着実にポイントを稼いできただけにもったいなくはある
残り7周、3番手のマルケスが1コーナーでイアンノーネに仕掛けるが不発。しかしアラビアータの前で2番手に出た
残り6周、ドカティのストレートスピードがめちゃくちゃ速い。ホームストレートでマルケスを抜き去りイアンノーネが再び2番手に
マルケスはいつものスタイルとうって変わって丁寧にコーナリングしている(宮城光談)
が、3コーナーでフロントが切れ込みスリップダウン転倒。マシンに駆け寄りそっと手を添えるマルケス。これを機にマルケスはきっともっと強くなる、そんな気がする
マルケス転倒で解説の宮城光の興奮も最高潮だ
ロッシがペドロサを抜いて3番手に浮上。やはりきっちり上がってくるぞロッシ
残り4周、背後に迫るロッシの気配を感じてかイアンノーネもペースを上げる
イアンノーネとロッシの差は0.830秒から0.845秒
残り3周、ロレンソは完全に1人旅状態
8コーナーでクラッチローが激しいクラッシュ!起き上がることができない。大丈夫か!クラッチロー!クラッチロォォオオオオおおおおおおおお!!!!!!!
残り2周、迫り来るロッシおじさんにイアンノーネも肩の痛みをこらえて必死の逃げ
最終ラップは大きな順位の入れ替わりはなく終了


終結果は1ロレンソ、2イアンノーネ、3ロッシ、4ペドロサ、5スミス、6ポル、7ビニャーレス、8ピッロ、9ペトルッチ、10エルナンデス、11レディング、12ロリス・バズ、13バルベラ、14バウティスタ、15マイケル・ラバティ
ロレンソはこれで3戦連続優勝。通算で88度目の表彰台となる。お前ら!強いホルヘが戻ってきたぞ!