Moto3クラス決勝(24周)
雨でほとんどのライダーがまともにアタックできなかった中、路面が完全に濡れる前にタイムを出していたクアッタハッホがポール
日本の鈴木竜生はたぶん自己最高グリッドとなる10番手と、いつもとはまた違った顔ぶれのグリッドとなった
ケント、尾野、バスケスを擁するレオパードレーシングはピットアウトを遅らせたためドライでのアタックができず3台ともグリッド後方からのスタートとなった
1列目、1ファビオ・クアッタハッホ、2ホルヘ・ナバーロ、3フランセスコ・バグナイア
2列目、4ヤコブ・コーンフェイル、5ロマーノ・フェナティ、6ジュール・ダニーロ
3列目、7ニッコロ・アントネッリ、8ミゲル・オリヴェイラ、9イサック・ビニャーレス
4列目、10鈴木竜生、11マリア・エレーラ、12マッテオ・フェラーリ
5列目、13アンドレア・ロカテッリ、14ステファノ・マンツィー、15フアンフラン・ゲバラ
鈴木のチームメイト、レミー・ガードナーは17、エネア・バスティアニーニが18、ジョン・マクフィーが19、アレッサンドロ・トヌッチが21、リビオ・ロイが22、カレル・ハニカ24
ブラッド・ビンダー25、アレックス・マスブー26、アナ・カラスコが28、エフレン・バスケス29、ダニー・ケントはなんと31、尾野弘樹も32、フィリップ・エッテルが33
これが自己最高グリッドとなるナバーロは初めてのフロントローで緊張しているようだ
マシントラブル?でカレル・ハニカはピットスタート
レースはスタートで3列目のアントネッリが飛び出しホールショットを奪う、続いてバグナイア、クアッタハッホ、コーンフェイル、フェナティ、ナバーロ
3コーナーでバスケスが転倒リタイア
ブラッド・ビンダーがガブリエル・ロドリゴを巻き込んで転倒、両者リタイア
ケントは17番手、尾野は18番手
2周目、残り23周、バグナイアがアントネッリを抜いて先頭に出る。フェナティもクアッタハッホとコーンフェイルを一気に抜いて3位、オリヴェイラがナバーロをかわして6番手に上がってきた
10番グリッドスタートの鈴木竜生はケントと尾野に抜かれて18番手にダウン
ケント15、尾野16と仲良く一緒に順位を上げてきている
残り22周、ケントは14、13と順調に順位を上げてきている
13コーナーから14コーナーにかけてアントネッリが先頭に出る、フェナティもそれに続いて2番手、バグナイアは3番手に後退
バスティアニーニが1:42.525でファステスト
残り21周、ロカテリは11番手を走行
フェナティが先頭に出る、バグナイアもアントネッリを抜いて2番手
18番グリッドスタートのバスティアニーニが5番手まで上がってきた
コーンフェイルは6番手にダウン、オリヴェイラが7、イサック・ビニャーレスが8、ナバーロが9
残り20周、アントネッリがバグナイアを抜いて再び2番手
2番手争いをしてるうちにフェナティは引き離しにかかる
クアッタハッホがバグナイアを抜いて3番手に出てきた
続いてバスティアニーニもバグナイアをかわして4番手に浮上
ナバーロが転倒リタイア
残り19周、ケントは10番手まで浮上。尾野は13番手
オリヴェイラがコーンフェイルを抜いて6番手に
マスブーは16番手を走行
残り18周、クアッタハッホがアントネッリを抜いて2番手に出てきた
ケントは9番手に浮上
フェナティを逃がすまいとクアッタハッホはペースを上げる
尾野はマスブーに抜かれて14番手にダウン
残り17周、アントネッリはペースが上がらないか、バスティアニーニに抜かれて4位に後退
オリヴェイラがバグナイアを抜いて5番手に浮上
バスティアニーニが速い、クアッタハッホを抜いて2番手に
残り16周、バスティアニーニはペースアップ、フェナティに追いつきそう
アジョが11番手に浮上
後半セクションでバスティアニーニがフェナティを抜いてトップに出てきた
残り15周、フェナティも負けじと抜き返し、フェナティxバスティアニーニの激しいバトル勃発
残り14周、ケントが1:42.554でファステスト。尾野は15番手まで下がってしまった。マスブーは11番手
ダニーロが転倒
ロカテリも転倒?があったのか17番手まで順位を下げる
残り13周、8番手のビニャーレスとケントの差は1.208秒。ケント先頭集団に追いつけるか?
残り12周、クアッタハッホがバスティアニーニを抜いてトップ争いに加わる
オリヴェイラがアントネッリを抜き、順位はフェナティ、クアッタハッホ、バスティアニーニ、オリヴェイラ、アントネッリ、バグナイア、コーンフェイル、ビニャーレス
尾野が13番手とやや順位を戻す
残り11周、ケントは安定したラップを重ねて1:42.574
残り10周、バスティアニーニがクアッタハッホを抜いて再び2番手
ケントはイサック・ビニャーレスをようやくかわして8番手に浮上
残り8周、ケントがコーンフェイルを抜いて7番手
クアッタハッホはタイヤの限界かペースが落ちてきた?バグナイアがクアッタハッホを抜いて3番手に浮上
ケントはアントネッリを抜こうとするが抜き返される
オリヴェイラもクアッタハッホを抜きにかかる
残り7周、オリヴェイラと4番手争いをしていたクアッタハッホが4コーナーの立ち上がりでハイサイドを起こして転倒リタイア。地元フランスでポールポジションスタートだっただけに悔しいだろう
バグナイアとアントネッリの差が開いてきた
残り6周、バスティアニーニがバグナイアを抜いて再び2番手
ケントがアントネッリをかわし4番手に浮上
コーンフェイルがビニャーレスとオリヴェイラを抜いて6番手、オリヴェイラは8番手にダウンしている
残り5周、バスティアニーニがフェナティを抜いてトップに出た
マスブーは10番手
残り4周、ケントがバグナイアの背後に迫る
フェナティが再びトップに、バスティアニーニは3番手に後退
残り3周、ケントが1:42.849でファステスト
ビニャーレスが6番手に浮上
ケントがバスティアニーニを抜いて3番手に出る
アントネッリがコーンフェイルとビニャーレスを抜いて5位
残り2周、バグナイアがフェナティを抜いてトップに、オリヴェイラがビニャーレスを抜いて7番手
最終ラップ、バスティアニーニがケントを抜いて再び3番手に順位を戻す
フェナティがバグナイアを抜いて再度先頭。バスティアニーニがバグナイアを抜いて2番手に浮上
最後はフェナティがトップを守りきりゴール
順位は1フェナティ、2バスティアニーニ、3バグナイア、4ケント、5アントネッリ、6コーンフェイル、7ビニャーレス、8オリヴェイラ、9ミグノ、10エッテル、11尾野、12ゲバラ、13リビオ・ロイ、14カイルディン、15マンツィー、16ロカテリ
珍しくイタリア人が表彰台を独占
マスブーは残り3周で転倒してリタイア
鈴木竜生も残り5周でリタイア
34台中14台がリタイアというサバイバルレースとなった
フェナティは前年のアラゴン以来の勝利で大喜び
KTMとしても今季初勝利となる
バグナイアはこれが初表彰台
尾野はグリッドを考えるとよくやったと言ってもいいだろうが、先頭集団で争うにはまだ力不足か
Moto2クラス決勝(26周)
気温17℃、路面温度26℃
グリッドは1アレックス・リンス、2サム・ロウズ、3ヨハン・ザルコ
4ティト・ラバト、5中上貴晶、6トーマス・ルティ
7ルイス・サロム、8シャビエル・シメオン、9フリアン・シモン
10ランディ・クルメナッハー、11ミカ・カリオ、12フランコ・モルビデリ
13ハフィス・シャリーン、14マルセル・シュロッター、15ジョナス・フォルガー
16アクセル・ポンス、17アンソニー・ウェスト、18サンドロ・コルテセ
19ドミニク・エガーター、20シモーヌ・コルシ、21アレックス・マルケス
スタートはリンスが出遅れ、中上は好スタート
ザルコ、ロウズ、中上、ルティ、ラバト、カリオ、シモン、シメオン、リンスの順で1コーナーを通過
ポールのリンスは9番手
序盤からザルコがペースを上げていく
好スタートの中上だったが4番手から5番手まで順位を落とす
ルティは3番手に浮上
2周目、残り25周、先頭はザルコで変わらず、ルティが2番手に浮上、続いてロウズ、ラバト、中上、カリオ
残り24周、カリオが中上を抜いて5番手に浮上。ルティが1:37.374のレコードタイムでファステスト
残り23周、ラバトがロウズを抜き、3位に。ルティは1:37.339とレコードタイムを更新するが、ラバトがそれを上回る1:37.353でファステスト
カリオが8番手にダウン、シモン6位、リンス7位
カリオはさらにシメオンにも抜かれ9番手まで落とす
残り22周、サロムがカリオを抜いて9番手。2コーナーでルティがザルコを抜き、先頭に立つ
リンスがシモンを抜いて6位
ラバトに1:37.741のファステスト
ルティ、ザルコ、ラバト、ロウズの4台が先頭集団、少し開いて中上
残り21周、GP参戦203戦目のルティは1:37.281でコースレコードを更新
アレックス・マルケスとルイ・ロッシが接触転倒して大破。両者リタイアとなる
残り20周、リンスが中上を抜いて5番手に浮上
モルビデリが9番手に不定
残り19周、1位ルティとザルコとの差は1.027秒から1.132秒へ
フォルガーがシメオンを抜いて10番手、カリオが12番手
残り18周、シモンが中上を抜いて6番手、さらにサロムにも抜かれ中上8番手まで落とす
エガーターがカリオを抜き13番手
残り17周、ラバトはタイヤのせいなのかコーナリングでインにつけてない
8コーナーでフォルガーが転倒リタイア
残り15周、モルビデリは中上を抜いて8番手
サロムはシモンを抜いて6番手
残り14周、コルテセが14番手に浮上
ルティとザルコの差はやや縮まって0.866秒
残り13周、10コーナーでカリオが転倒、リタイア
残り11周、順位はルティ、ザルコ、ラバトの先頭集団、やや開いて単独4位のロウズ、少し開いてリンス、サロム、シモン、モルビデリ、中上、シメオンの5位集団、その後方にシャリーン、エガーター
モルビデリがシモンを抜いて7番手
残り9周、ルティの走りが安定している
残り8周、2コーナーでラバトがザルコを抜いて2位に出る
残り7周、モルビデリはサロムを抜いて6番手
残り6周、ルティが安定して速く、ラバトが追いつけない。ラバトのペースも上がってないような
モルビデリはリンスを抜いて5番手
残り5周、ロウズとモルビデリの差は8.070秒
残り3周、フロントが切れ込むカタチになってリンス転倒。レースには復帰したがかなり順位を落とした
残り2周、なんとサロムも転倒。モルビデリと接触してコかされ、中指立てて怒ってる
その間にシモンが5位、続いてモルビデリ、中上
最終ラップ、ルティがもはや独走で首位、ラバト、ザルコ、ロウズもそれぞれ単独で走行中。上位4台はもう大きな順位の変動はないだろう
モリビデリがシモンを抜いて5位に出る
結果は1ルティ、2ラバト、3ザルコ、4ロウズ、5モルビデリ、6シモン、7中上、8シメオン、9シャリーン、10エガーター、11ウェスト、12クルメナッハー、13シュロッター、14コルテセ、15ポンス
残り3周で転倒したリンスは17位
ルティがひさびさに安定した強さを見せつけての独走勝利
ラバトはいつものようにペースが上がらず、後半はルティから離されていった
中上は接触や転倒に巻き込まれず、5位集団をキープして7位と悪くない結果ではないだろうか
MotoGPクラス決勝(28周)
気温18℃、路面温度は32℃
グリッド
1 | 93マルク・マルケス | 2 | 4アンドレア・ドヴィツィオーゾ | 3 | 99ホルヘ・ロレンソ |
4 | 35カル・クラッチロー | 5 | 29アンドレア・イアンノーネ | 6 | 38ブラッドリー・スミス |
7 | 46バレンティーノ・ロッシ | 8 | 26ダニ・ペドロサ | 9 | 9ダニロ・ペトルッチ |
10 | 41アレイシ・エスパルガロ | 11 | 68ヨニー・エルナンデス | 12 | 44ポル・エスパルガロ |
13 | 26マーベリック・ビニャーレス | 14 | 69ニッキー・ヘイデン | 15 | 45スコット・レディング |
16 | 6ステファン・ブラドル | 17 | 63マイク・ディ・メリオ | 18 | 43ジャック・ミラー |
19 | 8エクトル・バルベラ | 20 | 17カレル・アブラハム | 21 | 50ユージン・ラバティ |
22 | 76ロリス・バズ | 23 | 19アルバロ・バウティスタ | 24 | 15アレックス・デ・アンジェリス |
25 | 33マルコ・メランドリ |
オープニングラップはロレンソ、ドヴィ、イアンノーネ、マルケス、ロッシ、スミス、ペドロサ、クラッチロー、ポル
2周目、残り27周、ドカティ勢が速い
4コーナーでペドロサ転倒、続く6コーナーでステファン・ブラドルが転倒
ペドロサはレースに復帰。リハビリも兼ねて最後まで走りきることにしたらしい
3周目、残り26周、FP3で大転倒して右手親指を怪我したアレイシだがマシントラブル?でリタイア
4コーナーでディ・メリオが転倒。レースには復帰したが次の周でリタイア
ロッシがマルケスを抜いて4番手
残り25周、マルケスがペースダウン
残り24周、ロレンソは既に独走態勢
ロッシに1:32.879のファステスト
6コーナーでレディングが転倒、リタイア
ブラッドリー・スミスがマルケスを抜いて5番手
残り23周、ロッシ速い
先頭集団はロレンソ、ドヴィ、イアンノーネ、ロッシとドカティ2台をヤマハが挟むかっこう
残り22周、イアンノーネが1:33.035のファステスト
残り21周、6コーナーでクラッチローのマシンのフロントが切れ込み転倒。前半セクションの4コーナーと6コーナーでの転倒が多い
残り20周、ペトルッチ9、ミラー11、ビニャーレス12、クラッチローはレースに復帰できずリタイア
残り19周、ドヴィがペースを上げる
残り18周、ロッシがイアンノーネを抜いて3番手に
残り17周、ロレンソもペースを上げていくがロッシに1:33.444のファステスト
残り16周、ロッシが13コーナーでドヴィを抜いて2番手
残り14周、カレル・アブラハム、ジャック・ミラーが4コーナーで転倒、両者リタイア
残り13周、ロレンソ独走状態
残り11周、ビニャーレスがヘイデンを抜いて10番手に
残り10周、ペトルッチ9番手で変わらず
残り9周、スミスがペースを上げてイアンノーネの背後に迫る。イアンノーネはプライベートテスト中に負った左肩の怪我の影響かペースが上げられない
残り8周、イアンノーネ、スミス、マルケスの4番手争い。マルケスは1:33.910のペース
残り7周、ロレンソとロッシの差は2.466秒
残り6周、マルケスがイアンノーネに仕掛け、一度は4番手に出たものの、ドカティのマシンが速く、後半セクションで抜き返されて再び5番手に
スミスは6番手にダウン
残り5周、3コーナーでマルケスが再び仕掛けるがイアンノーネも抜き返す
残り4周、マルケス再びアタックして4番手
残り3周、ドヴィは単独3番手を走行
ビニャーレスがペトルッチを抜いて9番手
残り2周、ロレンソ、ロッシ、ドヴィ、マルケス、イアンノーネ、スミス、ポル・エスパルガロ、エルナンデス、ビニャーレス、ペトルッチで大きな変動なく最終ラップ突入
最終ラップ、ロレンソ独走のまま66度めの優勝、優勝66回は歴代5位
レースの最高速度は310.1km/h
チャンピオンシップポイントはロッシ102pt、ロレンソ87ptでロッシがまだ15pt勝っている
最終結果、1ロレンソ、2ロッシ、3ドヴィ、4マルケス、5イアンノーネ、6スミス、7ポル、8エルナンデス、9ビニャーレス、10ペトルッチ、11ヘイデン、12ロリス・バズ、13バルベラ、14ラバティ、15バウティスタ、16ペドロサ、17デ・アンジェリス、18メランドリ
ヤマハは久しぶりのワンツーフィニッシュ
ホンダ勢はマルケスの4位が最高位でペドロサも16番手と振るわないレースとなった
SBKからの移籍組のロリス・バズとユージン・ラバティは12と14で健闘したと言えるだろう
メランドリ、がんばれ!がんばれ!