2015 SBK 第4戦アッセン

コース全長は4,542m
右コーナーが11、左コーナーが6

SuperSportsクラス(18周)

ホールショットはカイル・スミス、続いてソフォーグル、クルーゼル、ジェイコブセン、ザネッティ、ウィライロー
ウィライローはマシントラブル?でレース途中にピットインしたが、その後レースに復帰
カイル・スミスは4位まで後退したが終盤ジェイコブセンを差し返して3位
一時はクルーゼルがトップに立つもソフォーグルに抜かれ、最終ラップの連続S字でクルーゼルが仕掛けるもソフォーグルも一歩もひかずクルーゼルは押し出されるようにコースアウト
クルーゼルの直後にスミスが迫っていたがかろうじて2位でフィニッシュした
あやうく転倒しかけたクルーゼルは激怒していたが、表彰台では握手を見せるなど折り合いをつけた模様


結果は1ソフォーグル(Kawasaki)、2クルーゼル(MV Agusta)、3カイル・スミス(Honda)、4ジェイコブセン(Kawasaki)、5ロルフォ(Honda)、6ザネッティ(MV Agusta)、7マヒアス(Kawasaki)
ウィライローは一度はレースに復帰したものの、残り2周でリタイア

SuperBikeクラス(21周)

グリッドはトム・サイクス(Kawasaki)が今期初ポール、2ndジョナサン・レイ(Kawasaki)、3rdレオン・ハスラム(Aprilia)
2列目チャズ・デイビス(Ducati)、地元オランダのファン・デル・マーク(Honda)、アレックス・ロウズ(Suzuki)
3列目シャビ・フォーレス(Ducati)、ジョルディ・トーレス(Aprilia)、シルバン・ギントーリ(Honda)
4列目レアンドロメルカド(Ducati)、レオン・キャミア(MV Agusta)、ニコラス・テロル(Ducati)
バドヴィニは14番グリッド
ランディ・ド・プニエは18番グリッド

Race1

天気は曇り、気温9℃、路面温度は13℃、湿度77%
ホールショットはレイ、サイクス、ハスラムデイビス、ロウズ、フォーレス、ファン・デル・マーク、ギントーリ、バドヴィニ、トーレス
1周目でデイビスハスラムを抜き3位に
2周目にロウズはまたもやコースアウトして13位に転落
デイビスはサイクスも抜いて2位に浮上
徐々にペースを上げたファン・デル・マークはフォーレスを抜き5位に出ると、ハスラムも抜いて4位まで浮上
あえてペースを上げずタイヤを温存するジョナサン・レイの策にはまって、フォーレスまでの6台の先頭集団は混戦模様。レイだけは微妙なリードを保ちながら巧みなコース取りで自身はタイヤを温存しつつ2位以下を押さえ込む
序盤はデイビスとファン・デル・マークの3位争い、ハスラムフォーレスの5位争いが繰り広げられる
残り13周でロウズがスローダウンしてコースアウト。同じタイミングでランディ・ド・プニエのマシンが転倒コースアウト。奇しくもスズキのマシンが同時にリタイアとなった
残り12周、チャズ・デイビスがついにトム・サイクスを抜いて2位に浮上
残り11周時点での順位はレイ、デイビス、サイクス、VDMハスラムフォーレス、ギントーリ、トーレス、テロル
レイがペースを上げはじめ、レイに付いていけるのはデイビスだけ
レイ、デイビスの先頭集団とサイクス、VDMハスラムフォーレスの3位集団の差が開きはじめる。そこからやや開いてギントーリ、トーレスの7位集団
残り10周でトーレスはギントーリを抜き7位に出るとペースアップして3位集団を猛追
終盤またもタイヤを使い切ったサイクスがスローダウンしはじめ、5位まで後退
フォーレスも徐々にペースを落とし3位集団から離されると残り6周でトーレスに追い付かれてしまう
残り5周でトーレスフォーレスを抜き6位に
2位のチャズ・デイビスも必死にレイを追いかけるが、残り2周でレイが1分35秒889のファステストラップを叩き出すと付いていけず、ジョナサン・レイの独走状態


結果は1位レイ、2位デイビス、3位にハスラムをかわしてファン・デル・マークが嬉しい地元表彰台、4位ハスラム、5位サイクス、6位トーレス、以下フォーレス、ギントーリ、テロル、キャミア、メルカド


レース後のインタビューでレイは「ここ(アッセン)は追走の方が楽だから誰かの後ろについて走るつもりだったが先頭に出てしまった」と語った。先頭に出てしまったのでタイヤを温存しつつトップを維持して走っていたというまさに横綱相撲としか言いようのないレース展開

Race2

気温13℃、路面温度20℃、湿度57%
またしてもホールショットをレイが取り、続いてサイクス、ハスラムデイビス、ロウズ、VDMフォーレス、ギントーリ、トーレス、キャミア、バドヴィニ
VDMはレース1に続いてレース2でもスタートをミスして出遅れ
オープニングラップでサイクスを前に出し、レース1後のインタビューで語った通りの追走態勢に入るレイ。VDMはロウズをかわして5位
続く2周目にデイビスハスラムを抜き3位
4周目にテロルが派手に転倒しオイルフラッグが出される
ロウズはコースアウトして9位に転落。ギントーリはフォーレスを抜いて6位
地元オランダで勢いに乗るVDMは残り13周でハスラムを抜いて4位に浮上
10周目での順位はサイクス、レイ、デイビスVDMハスラムの先頭集団にギントーリ、トーレスフォーレス、ロウズ、メルカドが続く
残り9周でレイがサイクスを抜きトップに出る。VDMが1分36秒003のファステスト
残り8周でデイビスもサイクスを抜き2位へ
終盤ペースを落としたサイクスは続いてハスラムVDMにも抜かれて5位に転落
残り6周、1コーナーでデイビスを抜いてハスラムは再び2位へ
この時点での順位はレイ、ハスラムデイビスVDM、やや開いてサイクスが単独5位、また少し開いてギントーリ、トーレスの6位集団、この2人はいつも一緒だな、続いてロウズ、フォーレスの8位集団
残り5周でデイビスが再び2位に。トーレスはギントーリを抜いて6位
残り3周、チャズ・デイビスが1分35秒992のファステスト。VDMハスラムの3位争いが勃発
残り2周でレイはペースを上げると、またもデイビスを押さえ切って貫禄の勝利


最終順位は1レイ、2デイビス、3位にまたもやVDM、4もっと頑張れレオン・ハスラム、5サイクス、以下トーレス、ギントーリ、フォーレス、ロウズ、キャミア、バイオッコ、バドヴィニ、ダビ・サロム、メルカド、ラモス
ランディ・ド・プニエは残り16周でまたもリタイア