過去レース視聴 2013 MotoGP 第1戦カタールGP

2013 Qatar motorcycle Grand Prix - Wikipedia

Moto3クラス決勝(18周)

ルイス・サロムが初ポール、2ndはマーベリック・ビニャーレス、3rdアレックス・リンス
以下
ジョナス・フォルガー、ミゲル・オリベイラ、アラン・テシェ
ヤコブ・コーンフェイル、エフレン・バスケス、ルーキーのアレックス・マルケス
アーサー・シッシス、ズルファミ・カイルディン、ロマーノ・フェナティ
日本の渡辺陽向(ひゅうが)は32


ホールショットはサロム、続いてリンス、ビニャーレス、フォルガー、シッシス、マルケスの順
1ラップ目でリンスがトップに出る
アントネッリは1周目の最終コーナーで自爆してリタイア
上位5台はすべてKTMだが、フォルガーだけカレックスの車体
フォルガーは一時3番手まで順位を上げるも、ストレートスピードがあきらかに遅く徐々に後退
オリベイラは序盤でマルケスの前に出たがミスして7位まで後退
先頭集団から遅れ始めたフォルガーを6周目にマルケスが抜き、4位へ
中盤はリンスを先頭に、サロム、ビニャーレス、マルケス、やや遅れてフォルガーの先頭集団と、オリベイラ、シッシスの6位集団でレースが進んでいく
終盤、残り8周で少し遅れはじめたビニャーレスをマルケスが抜いて3位
後方では残り7周でカイルディンがペースをあげて6位集団に合流、オリベイラ、シッシス、カイルディンの3台で6位を争う
残り6周、マルケスがサロムをかわし2位に浮上。ペースの速いカイルディンはシッシスを抜いて6位へ
残り5周でサロムがトップを奪い返すが、続く4周でマルケスとリンスに抜かれて3位へ
リンスとマルケスの激しいバトルがはじまる
残り2周、ストレートエンドでビニャーレスが1位に飛び出すがすぐにマルケスとリンスに抜かれ3位に転落、さらにサロムにも抜かれて4位に
ラストラップ、1コーナーのブレーキング勝負でサロムとビニャーレスが一気に前に詰める、マルケスとリンスは先頭2台を追いきれない
最後はリンスがマルケスをかわして3位でフィニッシュ


順位はサロム、ビニャーレス、リンス、アレックス・マルケス、フォルガー、カイルディン、オリベイラ、シッシス、ニコラス・アジョ、バスケス
KTMKTMKTMKTM、カレックスKTMKTMKTMマヒンドラKTMKTMマヒンドラ、と7位と10位の2台のマヒンドラを除き、上位10台がほとんどKTM勢という結果になった
ホンダの最高位は11位のダニー・ウェッブ(スッター・ホンダ)
日本の渡辺は27位


ビニャーレスは指の骨折の影響で、レースの後、グローブを取った左手が震えるほどの痛みがあったらしい

Moto2クラス決勝(20周)

予選で日本の中上貴晶がかなり良いタイムを出してポール獲得かと思われたが、中上にひっぱられてタイムを伸ばしたポル・エスパルガロにポールをさらわれるという、中上にとってはかなり悔しい予選を経ての決勝


グリッドは
ポル・エスパルガロ、中上貴晶、珍しく予選で良い位置につけたミカ・カリオ
スコット・レディング、ドミニク・エガーター、フリアン・シモン
2011年の125ccクラス最後の王者ニコラス・テロル、エステベ・ラバト、マルセル・シュロッター
マイク・ディメッリオ、シモーヌ・コルシ、アレックス・デ・アンジェリス
前年のMoto3覇者サンドロ・コルテセは13番グリッド、ヨハン・ザルコが14
2015年からSBKに移籍したジョルディ・トーレスが16
タイのラタパー・ウィライローは19
2010年のMoto2王者トニー・エリアスは20
日本の高橋悠紀は23番グリッド
スタート直前のウォームアップラップでマイク・ディメッリオのマシンのエンジンがかからず、ピットスタート


中上が絶妙のスタートを決め、2番グリッドからホールショットを獲得
ウィライローはジャンプスタートの判定でライドスルーペナルティ
序盤は中上のペースが速く、2位のポルに1秒近い差をつけて独走。、中上、ポル、レディングの3台が集団から抜け出る
4位集団はラバト、エガーターの2台が争うが、そのすぐ後ろにはコルシとフリアン・シモンが控えている
レディングがポルを抜いて6周目時点の順位は中上、レディング、ポル、ラバト、コルシ、エガーター、フリアン・シモン、シュロッター、ザルコ、ミカ・カリオ
7周目にコルシが4位集団の先頭に立つが、4位争いの間に後続が追いつき、全部で9台という大きな集団を形成
9周目に中上のマシンのフロントにチャタリングが出てペースダウン。6コーナーでレディングに抜かれ、続く10周目にはポル・エスパルガロにも抜かれて3位へ。ペースが上がらず徐々に先頭2台から離されていく
先頭レディング、2位ポル・エスパルガロ、単独3位の中上、そして9台の4位集団というカタチのままレースは終盤へもつれこむ
残り5周でポル・エスパルガロがトップに出る。2位のレディングと中上との差は5秒以上開いている。
4位集団では相変わらず激しいバトル。めまぐるしく順位が入れ替わるが、コルシのミスをついてエガーター、フリアン・シモン、ミカ・カリオが前に出る。
レディングは体格もあってストレートスピードが伸びず、何度か果敢にアタックを試みるが抜くまでにはいたらず
ポル・エスパルガロが1位を守りきってゴール
中上は単独3位をキープしてフィニッシュ
4位争いは最後ミカ・カリオが4位まで浮上したものの、最後はエガーターにかわされ5位
最終順位は1ポル、2レディング、3中上、4エガーター、5ミカ・カリオ、6フリアン・シモン、7コルシ、8デ・アンジェリス、9ラバト、10シメオン、11ジョルディ・トーレス、12ザルコ、13シュロッター、14テロル、15トニー・エリアス
コルテセは17位、ケントは18位
日本の高橋は23位


アクセル・ポンスは4周目に激しく転倒しリタイア
ルイ・ロッシは6周目に転倒リタイア
31歳のアンソニー・ウェストも8周目でリタイア
マティア・パッシーニは10周目にディメッリオのマシンにインから当てられ転倒リタイア

MotoGPクラス決勝(22周)

ロッシがヤマハに戻り、ヤマハはロレンソ、ロッシの2台体制
引退したストーナーに代わってマルク・マルケスがレプソルに入り、ペドロサとの2台体制
ロッシが抜けたドカティはTech3からドヴィツィオーゾを引き抜いて、ヘイデンとの2台体制
この年から予選方式が変わり、Q1、Q2の2回の予選が15分ずつ行われることとなった


ポールは前年のMotoGPクラス王者、ホルヘ・ロレンソ。2010年のチャンピオン獲得時はゼッケンを1番に変えていたが今回は99のまま
サテライトながらヤマハTech3のカル・クラッチローが2nd、3rdにペドロサ
以下ドヴィツィオーゾ、ステファン・ブラドル、MotoGPクラス初参戦のマルク・マルケス
ロッシ、アルバロ・バウティスタ、ブラッドリー・スミス
イアンノーネ、ニッキー・ヘイデン、アレイシ・エスパルガロ
ベン・スピーズはテスト中の怪我の後遺症か調子が上がらず13。ヨニー・エルナンデスが16。日本の青山博一(ヒロシ)は17。コーリン・エドワーズは19。エクトル・バルベラは22。マイケル・ラバティは24と最後尾からのスタート


レースはポールのロレンソがホールショットを制する
1コーナーの通過順位はロレンソ、ペドロサ、ドヴィツィオーゾ、クラッチロー、ロッシ、ブラドル、バウティスタ、マルケス、ヘイデン
ロッシは1周目でクラッチローを抜くと4位に浮上したが、2周目でオーバーランして7位まで転落。クラッチローは3位へ
その隙に?8番手だったマルケスがみるみる追い上げて5位まで浮上。ドカティのマシンに苦戦するドヴィツィオーゾもかわして4位へ
カレル・アブハムは2周目ではやくも転倒リタイア
2位集団はペドロサ、クラッチロー、マルケス、ドビヴィツィオーゾ、ステファン・ブラドル、そしてロッシ
良いスタートを決めたドヴィツィオーゾだったがペースが上がらず、4周目でブラドルに、5周目でロッシに抜かれて7位まで後退
マルケスは5周目にクラッチローを抜いて3位に浮上
この時点で順位はロレンソ、ペドロサ、マルケスクラッチロー、ブラドル、ロッシ、ドヴィツィオーゾ、少し開いてバウティスタ、ヘイデン、イアンノーネ、ブラッドリー・スミス、ベン・スピーズ、ランディ・ド・プニエ、アレイシ・エスパルガロ、ヨニー・エルナンデス、バルベラ、コーリン・エドワーズ
マルケスはペドロサに急接近。ロッシも1分56秒フラットとかなり速いタイムでブラドルに迫る
ロレンソとペドロサの差は2.4秒まで広がる
8周目にロッシがブラドルを鮮やかに抜いて5位に、抜かれたブラドルはロッシのペースにあてられたのか続く9周で痛恨のスリップダウン、転倒リタイアとなった
残り10周で青山の位置は16番手、ポイント獲得なるか?というところ
残り7周、1分55秒9というハイペースのロッシがクラッチローとの差を1秒まで縮めてきた
残り6周でマルケスがペドロサを抜いて2位へ。青山は15位とポイント圏内まで浮上してきた
ロッシは今度はペドロサに接近すると残り4周でペドロサを抜いて3位
残り3周の4コーナーでマルケスから2位を奪うがホームストレートでスリップを使って前に出たマルケスが負けじと2位を奪い返す熱い展開
しかし残り2周で再びロッシが同じ4コーナーでマルケスを抜き2位でフィニッシュ、マルケスもインフィールドでの勝負に持ちこむがロッシを抜くことができず3位
ロレンソは結局一度もトップを譲ることなく2位以下を6秒引き離す独走でポールトゥウィン。2年連続の開幕戦優勝
最終順位は1ロレンソ、2ロッシ、3マルケス、4ペドロサ、5クラッチロー、6バウティスタ、7ドヴィツィオーゾ、8ヘイデン、9イアンノーネ、10ベン・スピーズ、11アレイシ・エスパルガロ、12ド・プニエ、13バルベラ、14ヨニー・エルナンデス、15青山
最後尾スタートのマイケル・ラバティは17位と健闘
中段につけていたブラッドリー・スミスは6周目で転倒リタイア
ペトルッチは残り9周で転倒リタイア