2015 MotoGP 第2戦アメリカズGP 予選

Moto3クラス予選

ニコラス・アジョがコーナリングで外にはらんでイン側からバスケスのリアに接触転倒。リビオ・ロイがスロー走行中に斜行してレコードラインを横切り、ジョン・マクフィーと接触。尾野弘樹がハイサイドで単独転倒など、荒れた予選となった
そんな中、ダニー・ケントが、昨年のジャックミラーのベストポール2分16秒342を1秒近く上回る2分15秒344という異次元のタイムを叩き出してポール
ケント以外でただ1人2分15秒829と15秒台に入れたオリベイラが2nd、以下ロカテリ、アントネッリ、ナバーロ、クアッタハッホ、イサック・ビニャーレス、バスティアニーニ、バグナイア。前戦優勝のマスブーは10位、南アフリカのブラッド・ビンダーは11位
15位までが16秒台にいれ、7位のイサック・ビニャーレスまでが昨年のジャック・ミラーのポールタイムを上回るというハイレベルな結果
尾野弘樹は2分17秒173で17位、鈴木竜生(たつき)は2分18秒024で29位

Moto2クラス予選

FPで大きな転倒を喫して負傷の影響が残るサム・ロウズが早い段階で2分9秒942の好タイムをマーク。しかしその直後にスリップダウン転倒とやはり一発の速さはあるが安定感に欠ける印象。ロウズはなぜか転倒後もピットインせず周回。その後は調子が出ず自己ベスト更新はならなかった
ティト・ラバトはなかなかクリアラップに恵まれずタイムが稼げなかったが後半調子をあげて3位に食い込む
中上貴晶も第3セクターまでベストラップを刻んだが最終セクターで前走者に詰まって失速し6位
後半になって前戦表彰台のシャビエル・シメオンが2分9秒888の好タイムを叩き出してポール。2ndにロウズ、3rdにラバト、以下ヨハン・ザルコ、フランコ・モルビデリ、中上、フリアン・シモンが7位、ルーキー最上位のアレックス・リンスが8位、エガーターが9位
ミカ・カリオは11位、サンドロ・コルテセもあまり振るわず16位
ルティは予選中2回もマシントラブルで停車し、満足なアタックができていなかったが17位
前戦優勝のジョナス・フォルガーはセッティングに苦労しているのか19位
前年Moto3覇者のアレックス・マルケスは転倒もあり23位

MotoGPクラス予選Q2

マルク・マルケスはピットイン後のアタック、アウトラップでマシンに警告が出てストップ。たまたまピット前だったため、ピットウォールを乗り越えて走ってピットに戻り、マシンを乗り換えるというアクシデントがありながらも、アウトラップ含めて2周、つまり実質1周しかないアタックで2分2秒135と自身のベストラップを0.7秒近く縮めてポールを獲得
2位はドヴィ、3位ロレンソ、4位ロッシ、5位にオープンカテゴリながらもペドロサが離脱した影響でホンダからのサポートが手厚くなったというクラッチロウ。スコット・レディングも6位と健闘。7位にQ1から勝ちあがったイアンノーネ、8位と9位にアレイシ(スズキ)とポル(Tech3)のエスパルガロ兄弟。もう1人Q1から勝ちあがったマーベリック・ビニャーレスは12位