2015 MotoGP 第1戦カタールGP Moto2クラス

ぶっつづけて観ると内容忘れるので1レースずつ観てる

Moto2クラス

ポールは元BSBチャンピオンで今年はSBK参戦中のアレックス・ロウズの双子の弟サム・ロウズ、2ndは日の丸ヘルメットのヨハン・ザルコ、3rdに昨シーズンのMoto2クラスチャンピオン、エステベあらためティト・ラバト
ルーキー最上位は9番手のリンス。前年のMoto3チャンピオン、アレックス・マルケスは12番手スタート
日本の中上は予選でセッティングが出ず、ピットイン中に順位を落として18番手でスタート


レースはサム・ロウズがホールショットを決めたがラバトはスタートに失敗。前半のコーナーでオーバーランして大幅に順位を落とす
2周目で早くもザルコがロウズを抜くとコースレコード(1分59秒918)を叩き出す走りを見せて先行
ザルコとロウズの2台のペースに、ドイツのジョナス・フォルガーがベルギーのシャビエル・シメオンを抜いて3番手に上げ追走
ザルコ、ロウズの2台にやや離れてフォルガー、シメオン、その後ろにフランコ・モルビデリ、ミカ・カリオ、サンドロ・コルテセ、シモーネ・コルシ、ティト・ラバト、トーマス・ルティの4位集団が続く
中上は23番手、アレックス・リンス、アレックス・マルケスは17番手と18番手

ザルコのペースが速く、ロウズに「NO PUSH」のピットサインが出た3周目の最終コーナーでロウズがブレーキングミスにより転倒リタイア、続く4周目の1コーナーでコルシのインに入ろうとしたラバトがコルシに被せられて両者転倒リタイア、さらにルイス・サロムがスリップダウンしたアレックス・ポンスに巻き込まれるカタチで大きくクラッシュ
4周目、残り17周にして立て続けに5台が転倒リタイアという波乱の展開となった


2位のロウズが消え、1人となったザルコは2位のジョナス・フォルガーに4秒以上の差をつけ独走状態。その後フォルガーにあわせるかのようにややペースダウン。フォルガーも懸命に追い上げるが、差が縮まる気配はない。
上位5台が消えたことにより中上は18番手にジャンプアップ。リンスはじわじわ順位をあげ11番手、マルケスは15番手


10周目、残り11周でアレックス・マルケスの2台後を走っていたアンソニー・ウェストがスリップダウンにより単独転倒。これで6台がリタイアとなって残り24台。
4位集団ではペースが上がらないモルビデリに業を煮やしたコルテセが一時先行。前年総合2位のミカ・カリオはやや遅れはじめる。遅いクセに前に出たがるモルビデリが残り6周目でブレーキングで再び先頭に出るも、残り5周目でルティがその前に出る。残り6周目時点では2.2秒だったリンスとミカ・カリオの差は残り4周時点では1秒以下となって、ついに4位集団にリンスが合流


ロウズの転倒以来独走を続け、Moto3クラスに続いてMoto2クラスでもフランス人の優勝かと思われたザルコだったが、残り3周目に差しかかったメインストレッチ、最終コーナーの立ち上がりでクラッチを気にする素振りを見せた後に突如失速。なんとシフトチェンジができなくなるという痛恨のマシントラブル。その際、チェンジペダルを気にするあまり、あやうくピットウォールに激突するところだった。


シフトアップができなくなったザルコは1コーナーまでの間にフォルガーに抜かれ、続いてシメオンにも抜かれて3位。4位集団とは7秒以上の差があったがレースはまだ2周も残っている。
4位集団は残り2周の1コーナーでリンスが一気に5番手まで浮上。ザルコはスピードが上がらず8番手まで後退した。
ラストラップでルティの背後に迫ったリンスだったが、最終コーナーの立ち上がりで我慢が足りず、スリップから抜け出すのが早すぎてルティを抜けずに4位。未熟さを露わにした


結果はフォルガーが転がり込んだ首位を死守してMoto2クラスでは自身初となる優勝。5秒差でシメオンが2位とMoto3クラスのバスティアニーニに続いてグレシーニに表彰台をもたらした。3位ルティ、4位にリンス、以下モルビデリ、ミカ・カリオ、コルテセの順でフィニッシュ。コルテセは最後踏ん張り切れなかったか
すんでのところで優勝を逃したザルコは8位、アレックス・マルケスはポイント確保に専念したのか11位、中上は14位、エガーターがギリギリポイント圏内の15位