2015 MotoGP 第1戦カタールGP Moto3クラス

Moto3クラス


なんといっても注目は次世代のマルケスと呼び声の高い15歳のフランスのファビオ・クアッタハッホ(クアルタラロー?)(Fabio Quantararo)
2012、13、14とスペイン国内選手権(CEV)のMoto3クラスを連覇した実績に、これまでは16歳からしか参戦できなかった最低年齢制限を15歳に引き下げてしまったという逸材だ
予選ではGP通算141戦目となる27歳のアレックス(アレクシ?)・マスブーが初のポールを獲得
レースはマスブーがホールショットを決めたがアントネッリが序盤先行。ブラッド・ビンダーがそれに続く
スタート直後の第1コーナーでミゲル・オリヴェイラがバグナイアにインから突っ込まれて転倒、最後尾の34位まで順位を落として先頭争いから離脱。最終的に16位まで順位を戻したもののポイント獲得ならず
中盤ダニー・ケントがものすごいストレートスピードで一時トップに立つが、後続を引き離すことができず再び先頭集団の中ほどに戻る
小野は11〜12番手を走行していたが残り10周でブレーキングミス?によりクアッタハッホのリアに接触、転倒リタイア
ワイン・ガードナーの息子、レミー・ガードナーも残り10周で単独スリップダウンして転倒リタイア
レース全体を通して、大きな塊となったトップ集団の中で激しいバトルが繰り広げられていたが、残り5周あたりからさらにバトルが加速。28歳のバスケスが先頭を引っ張って行き、中盤まで第2集団で走行していたクアッタハッホが才能を感じさせる走りを見せて先頭争いに加わる
残り3周でバスティアニーニが先頭に。残り2周に入ったところでバグナイアとクアッタハッホが接触。両者転倒は免れたものの大きく順位を落としてしまった
その隙をついて、一時は9番手まで順位を落としていたマスブーが3番手につけると続いて2番手のバスケスもかわして最終コーナーへ。最終コーナーの立ち上がり、マスブーがバスティアニーニのスリップを使って加速。コントロールライン直前でバスティアニーニを抜いて優勝した
エフレン・バスケスは最後ダニー・ケントに抜かれて4位
終わってみれば5位のジョン・マクフィーまで上位5台がすべてホンダ勢という今シーズンのホンダの好調を感じさせる開幕となった
ホンダ以外ではハスクバーナのイサック・ヴィニャーレスが6位、マヒンドラのフランセスコ・バグナイアが9位、KTMのブラッド・ビンダーが10位
デビューイヤーの2012年のカタールで2位表彰台というロマーノ・フェナティは予選から終始精彩を欠き、決勝では17番手付近を走行していたがラスト1周でリタイアという結果となった
いやーしかし、Moto3って面白いわ
てか4st250cc単気筒なのにトップスピードが238.5kmも出るんだな
あとスリップストリームの効果ってすごい。めちゃ伸びる