過去レース視聴 2010 第1戦カタール


2010年のカタールグランプリ - Wikipedia

125ccクラス

撤退したKTMからアプリリアに移籍し、3年目となるマルク・マルケスがポール・ポジションを獲得、スペイン人ライダーがフロント・ロウを独占し、スペイン若手勢の台頭を見せつけた
レースは先頭集団7台の激しい順位争いが繰り広げられるものの、1,068mという長いメイン・ストレッチでのスリップ・ストリーム合戦によってどれも後続を引き離すにいたらず、先頭争いは終盤までもつれ込む。序盤から中盤にかけてコルテセのラフなライディングがやや目に余る。終盤テロルがタイミングよくトップに躍り出るとファステスト・ラップを叩き出して後続に差をつけそのままフィニッシュ。マルク・マルケスはミスもあり3位でフィニッシュ
1位ニコラス・テロル、2位エフレン・バスケス、3位マルク・マルケス、4位ポル・エスパルガロ、5位サンドロ・コルテセ
日本の小山知良9位と健闘
乱闘のわりに大きなクラッシュもなくレースを終えた

Moto2クラス

250ccクラスを廃止し、今年から開設されたMoto2クラス
エンジンはホンダ製の4ストローク600ccをイコール・コンディションで供給され、タイヤはダンロップワンメイク
マシンの性能差がほとんどない中、MotoGP経験者と125ccからのステップアップ組、あわせて41台が出走という混戦が予想されるレースとなった
レースは1周目、第1コーナーでトニー・エリアスの直後に迫ったデ・アンジェリスが挙動を乱し、ステファン・ブラドルを巻き込んで転倒リタイアという波乱の幕開け
1周目で5番手につけた日本の富沢祥也はアグレッシブな走りで徐々に順位を上げ、6周目でトップに出るとその後は安定したラップタイムを重ねて独走のまま2位に4秒以上の差をつけて1位でフィニッシュ。参戦2年目にして初開催のMoto2クラスの最初のレースで優勝を飾るという華々しい記録を残した
最高峰クラスからステップダウンして臨んだ高橋裕紀は5番手から富沢祥也につづきペースを上げたところでコーナーの奥までブレーキを残しすぎ、8周目で瞬間的に2位まで浮上したものの転倒リタイアという残念な結果となった
1位富沢祥也、2位にベテランのアレックス・デボン、3位ジュール・クルーゼル、ポールだったトニー・エリアスは4位、SBKから帰ってきた29歳のロベルト・ロルフォが5位
前年の125cc覇者フリアン・シモンはクラッチレバーのトラブルでリタイア

MotoGPクラス

前年からエンジン数のレギュレーションが変更され、使用数が年間6基に制限されることになった
前年と同じく予選でトップタイムを叩き出したケーシー・ストーナーがポール・ポジション、続いてロッシ、ロレンソ
250ccクラスからステップアップした青山博一はルーキーながら10番グリッドからのスタート
このレースでチャンピオンシップ通算300戦目となるロリス・カピロッシはいつもの水色に黄色で300の記念ロゴ入りのマシンとスーツで出走。この後に通算328戦というカピロッシの達成した記録はいまだ抜かれていない(が、近いうちにロッシが抜くだろう)
最高峰クラスの参戦記録ランクは鉄人A.バロスが245戦(2014年にロッシが抜いた)、カピロッシ217戦、コーロン・エドワーズ196戦
レースはダニ・ペドロサが良いスタートを決め、ロッシもストーナーを逃がすまいと先行を試みるが、ストーナーが序盤から先頭に出ると後続を引き離しにかかる。このまま前年の展開を再現するかと思われたが7周目で先頭を走っていたストーナーが突如転倒。その後はロッシがレースを支配し、首位を保って優勝
4位あたりで三味線をひいてた感のあるロレンソが残り4周から追い上げて2位でフィニッシュ
ゴール直前でニッキー・ヘイデンをかわしたドヴィツィオーゾが3位
5位に前年のSBK王者ベン・スピーズ、ド・プニエにかわされたダニ・ペドロサが7位、コーリン・エドワーズ8位、9位にカピロッシ、10位青山、11位マルコ・シモンチェリ