雑考

バイクは純粋に移動手段として見た場合、取得コストも高く、燃費も車とそれほど変わらず、保有コストが安いという一点を除いてメリットがない。しかし保有コストが安いというメリットも、保管コスト(高いものから安いものまでバイクの盗難は非常に多い)や移動に伴う天候その他の影響(雨・風)、事故リスク、事故後の身体的ダメージの大きさなどを考慮すると車や公共交通機関に対して圧倒的なアドバンテージがあるとは言い難い
したがって、他に代替の移動手段がなく、車の保有が難しいという条件でなければバイクを移動手段として選択する合理性はほとんどない。
強いて言うなら渋滞による影響を受け難いこと、法廷速度を大きく超えるような超高速移動を前提としたとき、その事故リスクと引き換えに通常の移動手段では得られない時間短縮ができる、ということだろうか
例えば時速300kmで移動できる乗り物、としてはバイクがもっとも安価であるのは間違いない。その上、オービスにも映らず、警察に追われたとしても逃げ切れる可能性が高い。
もう一つはあくまでも自転車の延長として、いわゆる原付として運用する場合で、この場合であれば取得コストはきわめて安く、盗難リスクはあるものの駐輪場に保管することもできるため運用の幅はかなり広い。反面で高速や自動車専用道を使うことができないなど長距離の移動には不適であり、雨天時にも不便さを伴うなどデメリットもある。