フェイク シティ ある男のルール(2008)

原題は"Street Kings"
プロット的にはどうってことなくて、刹那的な一匹狼の刑事が腐れ外道をぶっ殺していくだけのストーリー
しかしその外道の外道っぷりがなかなかひどくて、そこが良い。
ダメ刑事が結果的に警察内部の腐敗を潰すって構図としては『16ブロック』に近いんだが、こっちの腐れ刑事はこそこそしない。マフィア顔負けの悪どさである。
原案がLA出身のジェームズ・エルロイ(作家、『LAコンフィデンシャル』『ブラック・ダリア』他)、脚本がエルロイとカート・ウィマー(『リベリオン』『ウルトラヴァイオレット』)ともう一人の共同と聞けばまあそれも納得か
監督はイリノイ生れ、LA育ちのデヴィッド・エアー(『S.W.A.T.』脚本、『トレーニング・デイ』脚本)。長編は初監督作かな?
製作総指揮にアーノン・ミルチャン。ミルチャンは前にLAコンフィデンシャルでもエルロイ原作の映画作ってたね


主演がキアヌ・リーブス、内調のボスにヒュー・ローリー(ドラマ『Dr.ハウス』のハウス)、野心家の警部にフォレスト・ウィテカー、ちょろっとコモン、かわいそうなルーキーにクリス・エヴァンス(『ファンタスティック・フォー』『キャプテン・アメリカ』)