ハート・ロッカー

ハート・ロッカー [DVD]

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アバター』とオスカーを争い、見事作品賞を受賞したこの映画。いまさらだがやっと見れた。
監督はジェームズ・キャメロンの元嫁さんキャスリン・ビグローで、元夫婦対決なんて話題にもなりましたね
制作費はわずか1500万ドルとかなり低予算ですが興行収入も5千万ドル弱と*1とかなり低調で『アバター』が全世界で27億82百万ドルの興収を上げた*2ことを考えると「オスカーを争ったわりに…」となおさら残念な感じがします。
ま、インディペンデントみたいだしそんなもんか


内容に関しては軍関係者からも賛否両論のようですが、内容はともかく予算のわりに客演陣が豪華で、冒頭で爆死(というか爆風の衝撃による圧死)するガイ・ピアーズとか、かっこよく反撃するのかと思ったら狙撃されてあっさり死ぬヴォルデモート先生(レイフ・ファインズ)とか、赤ら顔の偉いおっちゃん役でちょろっと出てくるデヴィッド・モースとか、なんかやたら濃いというか無駄に濃い


主演(というか主役級)は『S.W.A.T.』『28週後…』のジェレミー・レナーでボーンシリーズ最新作である『ボーン・レガシー』にも出るそうです
エルドリッジ役のブライアン・ジェラティ(ゲラティ)は『ジャーヘッド』にも出ててなんか兵隊顔なんでしょうか?全然覚えてないけど『ストレンジャー・コール』にも出てたみたい


これもずっと見たかった作品だったのでやっと見れて良かった。満足。
最後主人公は再び戦場に戻って行くけど「え?それでいいの?」って思っちゃったなぁ…。なんかいろいろ葛藤してる風だったのにただの中毒というか戦場を離れられない人って描かれ方で、それはそれでどうなんやと
なんというか演出的には優れてるけど思想的にブレブレな感も多少ある。「で、結局何がいいたかったの?」と。
あらためて思ったというか気付いちゃったんですがCoDシリーズのやり過ぎでいろんな情景にすごい見覚えのあるというか既視感があって、なんだかなぁという…