今シーズンのザック

パスポート申請ついでにアルプスと女子日

Mammut

まずはマムートから。
新しいテクニカルザックがカッコ良い。けど高い。クソ高い。オスプレイが2つ買える。28Lから50Lまで全部一本締めなのが良い。

Mammut/Trion Light

http://gyazo.com/826f50facdc2974ba800c5dc5988695b.png
重量1,100gでリッド(雨蓋)とヒップベルト、インナーフレームを外すと620gまで軽量化できるよう。
容量は28Lと40L
付くべき物はすべて付いて、シンプルなトップローディングなのが良い

http://www.mammut.ch/ja/productDetail/251002210_v_0300_40/Trion+Light.html
Mammut/Trion Pro

http://gyazo.com/05170a6e4c252716fb3b25d3c5ba5f1d.png
基本デザインはTrion Lightと共通だが、ホーリング(荷揚げ)用のループが付き、アタッチメントストラップやギアループの各部が補強されている。前面も補強されているのでアイゼンなどを挟んでも大丈夫そう。ていうかその為だろう。
雨蓋の間にロープホルダーがある。
重量は1,530g
こちらもリッド、ヒップベルト、インナーフレームの取り外し可
容量は35(+7)Lと50(+7)L
ハイドレーション対応

http://www.mammut.ch/ja/productDetail/251002220_v_0055_357/Trion+Pro.html

しかし日本版サイトの直訳感あふれる翻訳はもうちょっとなんとかならんのか


どちらも背面システムは比較的シンプル。だが必要にして十分だろう。デザインもカッコ良いし問題なのは価格だけ。買うとしたら50LのTrion Proかな。ギアとダブルロープの収まりを考えると40以下だとちょっと厳しい。夏なら35でも余裕だろうが。
ただしこのデザインだとリッジレスト、Zレストは挟みどころがない。これはオスプレイとかスリムなザックはどれも同じでサイドに無理やり付けることもできるが収まりがイマイチ。ボトムにループがあれば底に付けれるのだが、ザックが立たなくなるので個人的にはあまり好きではない。といってエアマットはなんであろうとそもそも論外
また一本締めが復権してきたのか一本締めのザックがやたら目に付く。今シーズンのトレンドなのかも知れない。今までテクニカルザックで一本締めって無かったので一本締め至上主義の俺としては嬉しい。最大で50Lまであるのもgood。今までだと40以上は2本になることが多かったからね

Black Diamond

BDの新しいラインは細身でカッコ良い。BDも今シーズンは一本締めのテクニカルザックをラインナップしている。
よく「全部雨蓋のザックがあったら良いよね」って話をしていたのだが、まさにそんなザックがあった

BD/バーンパック・ブラストパック ウィメンズ

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ちっちゃいけど雨蓋もついている。
こういうラインでアックスループが2つ付いているのも好評価。モンベルなら確実に一つしか付けない。
ここまでシンプルなら多少不便でも無理やり使ってみようかという気にもなる。
なんといっても安いし。
容量はSが24L、Mが26L、Lが28Lで重量はそれぞれ960g、1,000g、1030g
男性用が"バーンパック"、女性用が"ブラストパック ウィメンズ"と名前が違うが、見た感じ背面長を除けばモノは同じ

Black Diamond® Equipment // Climbing, Skiing, Hiking/Trekking

前にも"レベレーション"て似たようなのがあったけど、あれはどちらかと言えばスキーザック
こっちの方がシンプルでカッコ良い
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BD/エピック35・45パック

http://gyazo.com/d1f8feea1749cefb0153f8ba43320cbd.pnghttp://gyazo.com/a6b1ccce46ff1ad9034bf3e4e69b4ae1.png
こちらも一本締めのテクニカルザック。45Lまでしかないのがやや惜しいが価格的には同容量のマムートの1/2
背面側のショルダーストラップの付け根の間にロープストラップが隠れていて、便利なんだかどうなんだかイマイチ不明。
BDには珍しくトップリッドは固定式。ヒップベルトとインナーフレームは外せる
こちらもアイゼン用に前面に補強が入っている。だけどこの位置にアイゼン付けるのあんま好きではない
背面長にあわせてサイズがそれぞれS・M・Lの3種類あり、Mサイズの重量はそれぞれ1,610gと1,690gとこの容量にしてはやや重め
写真ではわかりづらいが前面側の帯の部分にギアループが隠れている。これも写真ではわからないが、ザック本体の口の部分がぐりっと回してバックルで止めるようになっていて、取り出すときは口が大きく開くようになっているのがなんかカッコ良い。
ホーリングループ付。ハイドレーション対応。

Black Diamond® Equipment // Climbing, Skiing, Hiking/Trekking

背面システムはどちらもシンプル。まあ中型テクニカルザックなら必然的にそうなるか
この辺のラインは機能的には必要にして十分だけど、ワカンとスコップを持ってこうとすると付けどこにちょっと困る。まあこれは他のほとんどのザックも同じだけど…。前側にフラップが付いてるタイプはその辺はややマシになるがその分いらない機能もついてきちゃうし悩むところではある。いつもワカンもスノースコップも置いてくことが多いからいいっちゃいいんだけど…
これらより容量が大きいアルパインパックはデザイン的にも価格帯的にもモンベルとほぼ同じ。「ならモンベルで良いじゃん」とも思うが、モンベルのケツボテ感がちょっとイヤというならBDにするのもアリだろう。


とりあえずBDとマムートだけ取り上げたが、方向性としてはよりシンプルな方へと流れているようだ。ボトムとかセンターとかサイドのジッパーなんぞいらないってやっとみんな気づいてくれたんだね!
これ以外だと新商品ではないけどMountain Hardwareのザックがまあまあ良かった。Mountain Hardwareはあんまザックのイメージなかったけど実にわかってらっしゃる作りをしていた。感じとしては2シーズン前のBDって感じ。値段もBDと同じぐらい。ただ2月頃にIBSで見た時は売れ残ってるようだったからあんま売れてないのかな?
まあテクニカルザックてあんま売れないからなぁ。カリマーとか何がいいのかわからんが…


あーあとGWに上高地で見たキャラバンの帆布ぽい素材の一本締めがすごいカッコ良かったんだけどカタログ落ちしてたorz
基本的に軽アイゼン不用派なんだけど、外付けにした軽アイゼンがすごい決まっててあれはあれで悪くないなぁなどと…