限外ろ過膜

限外ろ過膜 - Wikipedia

限外ろ過膜(げんがいろかまく,en:Ultrafiltration Membrane)とは、ろ過膜の一種。 英語の頭文字からUF膜とも、直訳をとって超ろ過膜とも呼ばれる(なお、限外とはUltraの古典的な訳語


孔径は概ね0.01〜0.001μmで、逆浸透膜(RO膜、NF膜)より大きく精密ろ過膜(MF膜)よりも小さい。ただし、孔といっても精密ろ過膜のような孔は電子顕微鏡で観察しても見られず、阻止率90%に相当する分子量から表したものであり、分離は物理的なろ過よりも、溶質分子量の大きさに対する「分子ふるい」効果に基づく。

限外ろ過膜は通常のフィルターと同様に液体を全量通過させてろ過を行うことも不可能ではないが、孔の大きさが小さいため阻止された微粒子や不純物により短時間で膜が閉塞する。このため、通常は膜の表面に沿って一定方向に原液を流し続け、微粒子や不純物が濃縮された水(濃縮水と呼ぶ)を連続的に排出、または送液側に戻しながら使用することで微粒子や不純物の膜表面への付着を減らしている。この膜表面に沿った流れをクロスフロー、これを使ったろ過膜の使用法をクロスフロー方式と呼ぶ

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http://www.daicen.co.jp/kankyokaizen/uf_genri.htmlより