メモ

ヒュームの道徳哲学

  • 『人間本性論』(1739-40)
  • 『道徳原理にかんする探究』(1751)

ヒュームは、われわれの行なう道徳的な善と悪との区別が知的な能力の行使すなわち認識作用に由来するのではなく、善と悪との区別が行なわれる時に見出されるものは、特有の種類の快苦の感情が生起するという事実以外に何もないと主張した。してみると、ヒュームの道徳哲学は、われわれの道徳意識のあり方を事実の問題として解明する、道徳の自然史であると考えられよう。確かに、彼の道徳哲学のなかで最も注目すべきであり、現に注目されてもきたのは、その正義論、すなわち、われわれの生活する社会的世界を支える基本的な諸規範が利益の感覚に導かれた人為に由来するものであることを解明した議論である。

http://www.ritsumei.ac.jp/kic/~tit03611/ncom.html

ホッブス:社会契約=人間の企図や合理により成立
ヒューム:コンヴェンション=個々人の企図から独立し、システム内で徐々に生成

・数理社会学におけるホッブスとヒュームの対立軸
(1)演繹と帰納の対立
(2)秩序形成に先立つ規範の必要性についての対立
合理的選択により導き出された解そのものが自生的秩序の構成体
ゲーム理論における均衡状態が自生的秩序
(3)社会契約に対するアプローチの相違
→(合理的選択的アプローチVS進化的アプローチ)所与のものとして与えられる
「暗黙の」社会契約の進化・存立の条件を問題化
(4)外的強制力の必要性による対立

http://tokaimura.com/?page_id=251

このサイトもよくわからないな。面白いけど