ジャーヘッド

アメリ海兵隊の前哨狙撃兵を描いた珍しい映画。STAの訓練や運用の一端を垣間見ることができる(と言ってもどれほど事実に則しているのかはわからんが。まあSTAをとりあげること自体が珍しいので雰囲気がわかるだけでもいっかなと。)
90年代に入隊した新人海兵隊員がSTAとして湾岸戦争に配属され、任期を終えるまでを描いている。ただの戦争映画と違うのは主人公は結局ただ一発の弾丸をも敵に発砲することなく帰国している。映画のほとんどは訓練と長い長い砂漠での待機の風景で締められているのでヒロイズムを期待して観るとあてが外れるだろう。しかし戦争体験の一面の真実として非常なリアリティを持つ作品であるのもまた間違いない。
結論としては、「良作」
監督は『アメリカン・ビューティー』のサム・メンデス。主演は『ドニー・ダーコ』のジェイク・ギレンホール。トロイ役のピーター・サースガードも好演だった。

作中で使用するのはM16A2とM40A1。サイドアームはM9。現在ではSR-25に置き換わっているはず。