功殻ばなし

ストーリーコンセプトに押井守が参加

ああ、だからか。このそこはかとなく漂う昭和臭はそのせいか。
あいかわらずあの時代の意識が抜けないおっさんだな

俺が好きだと言った絵は中村悟という作監のよう11と15、ちゃんとあってたな
どうやら思ってた以上に派生リリースが多いな。このへんずっとスルーしてたから知らなかったよ
流れとしては

  1. 漫画GiS(1991)
  2. 映画GiS(1995)
  3. 漫画2巻(2001)
  4. SAC(2002)
  5. 漫画1.5巻(2003)
  6. 2nd GIG(2004)
  7. イノセンス(2004)
  8. 笑い男まとめ(2006)
  9. 個別の11人まとめ(2006)
  10. SAC SSS(2006)
  11. 映画GiS 2.0(2008)

という流れか

たぶん功殻当初は最終的にはアップルシード世界と繋げていくビジョンがあったような気もするんだが、1巻と2巻の間に(もしくは1巻の途中から)士郎正宗自身のマインドセットが大幅に切り替わったこともあり、いまではそういう雰囲気はない。ただアップルシードもまだ完結してないから終わらせて欲しいんだがな。あと蜂の惑星も。まあいま改めて士郎正宗のSF小編を読みたいというわけでは必ずしもないのだけれど。ほぼ個人製作という製作スピードから言って連載中の(というか製作中か)作家自身の変容というのは避けられないテーマでもあるわけで、しかし結果としてひとつの物語世界が読者ごと宙ぶらりんになったままというのは、置き去りにされた身としては非常に気持ち悪い。まあでもこういう作家のファンをやるというのはそういうこともひっくるめて受け入れなければならんのだろうね。どれとはいわないが、いまなお続巻を(なかばあきらめつつも)待ち望まれているあまたの作家作品と同じように。やだねぇこういうのヲタくさくてさ
まあほぼすべて揃えていた士郎作品も夜逃げ時に処分してしまったことでもあるし、いまさらどうこうというわけでもないけどね