イスラエル、パレスチナ 女子高生が日本で交流

20 :おさかなくわえた名無しさん :sage :2009/08/23(日) 22:13:06 id:scMXgtFE
「敵同士なのに友達になれた」 イスラエルパレスチナ 女子高生が日本で交流
2009.8.22 17:02msn産経ニュース

浴衣姿で花火をして日本文化を体験するイスラエルパレスチナの女子生徒たち。
山梨県小菅村の人々は、紛争関係にある両者の若者たちを優しく受け入れてくれた(PFJ提供)

「敵どうしなのに友達になれた」−。
長年の紛争で敵対関係にある中東のイスラエルパレスチナ自治区
双方の女子高校生たちが今月初め来日し、
紛争地の人と人の心をつなごうというプロジェクトに参加し、新しい友を得て21日帰国した。
イスラエルパレスチナの若者たちが12日間、
日本でどのように双方の恐怖や不安、憎しみを克服したのか。

「絆(きずな)プロジェクト」(主催・特定非営利活動法人ピース・フィールド・ジャパン、
村橋靖之理事長)に参加したイスラエルパレスチナ、日本の若者たち約20人は20日夜、
東京都渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センターでのお別れ会で
泣きながら抱き合って別れを惜しんだ。

「まさかこんなに心を許せる友が(敵の中に)できるとは思わなかった」
「帰国後も、メールで連絡を取り合いたい」
「国の友達ともこの経験を分かち合いたい」…。
引率の教師は「小さな一歩でも、タネは確実にまかれた。大きく成長してほしい」と語った。

その彼女たちも来日した8月9日から数日間は緊張と不安でいっぱいだった。
パレスチナの女生徒がイスラエル兵に連行されて
帰ってこない親戚(しんせき)の話を泣きながら語り、
イスラエル側が近くにミサイルが着弾したときの恐怖を伝えると、変化が現れた。
スポーツや畑仕事、日本文化などを一緒に体験することで、堅い絆で結ばれていた。

「敵対する相手も同じ恐怖を共有する人間であることに気づかされた」
「何でも話し合うことが大切だ」「日本はすばらしい国」…。
参加者たちは思い思いの言葉で感想を述べた。

「平和ボケ」などと揶揄(やゆ)される日本の若者たちだが、
指導した財団法人キープ協会のローラ・ヴィラヌエバさん(33)は
「家族のように迎えてくれた山梨県小菅村の人たちと平和な日本の若者がいたから、
彼女たちは心を開くことができた。
日本は平和構築事業には反対にいい結果をもたらす可能性がある」とも語った。
平和国家・日本の新たな挑戦といえるかもしれない。(内藤泰朗)