森ガール?猫ガール?

峰 なゆかのnow you can:夜は短し歩けよ乙女
http://ameblo.jp/nayuka-mine/entry-10227568801.html

この方は猫ガールと言っておりますな

私は常々、日本の小説に登場する女子がそろいもそろって「猫のような」がつく女であることに腹を立てております。
猫ガールという生命体は、基本的に色素が薄くてイメージ的に白いAラインのワンピース(綿か麻)を着用。
きゃしゃな体型で、作者の好みによって「体型のわりに豊満な胸」というオプションがつくこともあります。
あまり男性や俗世間的なことに興味はないけどなぜか主人公の男のことが好きだったりします。というようなヒロインのことです。


その胡散臭い「猫のような女」を猫ガール、猫ガールを恥ずかしげもなくヒロインにしてしまう作家を猫ガール作家として誠心誠意軽蔑しています。

普通の猫ガール小説の中では、猫ガールというものは神秘的だということになっています。
なぜかというと、猫ガール作家には女性心理を描く力量がないからなのです。
猫ガールの内面的な情報をあまり提示できないので、いやがおうにも神秘的な女になってしまうわけです。

"ファム・ファタル"幻想みたいなもんかなぁ…
つってもな、男に女性心理なんぞわかるわきゃあないんだって。畢竟、男性作家はそこに理想の女性像を描くより他にしょうがないわけで

そういえば羽海野さんの描く女キャラもとかく猫ガール臭がすごいよなぁと思いました。
うみのさんは女性なのにあんなに執拗に猫ガールを描いて、いったい何がしたいのだろうと疑問に思います。

確かにな…
しかし、はぐを猫ガールやら森ガールと分類するのは俺にとっては心外で、あれは「向こう側に行けなかった」羽海野氏の搾り出した自身の理想としての鏡像というか、芸大に生息する「化け物」を可愛らしげな女の子の姿に押し込めた幻想というか
自身がなりたくともなれなかった"はぐ"というキャラを描き出す、その羽海野氏自身の苦悩と絶望にむしろ共感するわけでね