邯鄲の歩み

かんたんのあゆみ

自分の本分を忘れて無闇に他人を真似たりしていると、中途半端なことになり、真似しようとしたことだけでなく、本分の方まで駄目になってしまうということ。
故事:「荘子−秋水」中国、燕の田舎者が、趙の都邯鄲の人々の洗練された歩き方を真似ようとして身に付かず、その上自分の歩き方を忘れて、腹這(はらば)って帰った。

132邯鄲の歩み

 昔、邯鄲の国をあこがれている青年が、邯鄲の国の人々の歩き方を習いに行った。だが、その人々の歩き方を覚えないうちに、自分の今までの歩き方も忘れてしまい、遂には、歩きもならず、はって国へ帰ったという故事から。自分の本分を忘れ、やたらと人まねをしようとすれば、結局どちらもものにならず、それまでの自分の物まで失ってしまうことの戒め。

80.邯鄲の歩み(かんたんのあゆみ) : 故事ことわざ辞典blog