アララトの聖母

監督・製作・脚本:アトム・エゴヤン(『スウィート・ヒアアフター』)
出演:
デヴィッド・アルペイ
アーシーニー・カンジャン(エゴヤン夫人)
マリ=ジョゼ・クローズ(『みなさん、さようなら』)
シャルル・アズナブール(『ピアニストを撃て』『アイドルを探せ』)
クリストファー・プラマー(『サウンド・オブ・ミュージック』)
ブルース・グリーンウッド(『スウィート・ヒアアフター』)

現在のトロントを舞台に、1915年のアルメニア人虐殺とアルメニア人画家ゴーキーを巡って繰り広げられる様々な人間関係。歴史とは?歴史を受け入れることとは?忘れ去られた歴史を見つめなおすことの意味とは?
アルメニア人である監督が自身で言うように歴史的叙情詩、でありながら極私的な視点で描かれている。重く凄惨なテーマでありながら、重くなり過ぎず、もの悲しく爽やかな印象を観終わった後感じる。

歴史の相対化