君が心を閉ざした時、殻に閉じこもった時、その殻を破るのはオレしかいない
誰にも顧みられなくなった時、すべての人が離れてしまった時、側にいるのはオレしかいない
ドアを閉め、鍵をかけ、誰の声にも応えず引き蘢った時、そのドアを破るのはオレしかいない
君が苦しみの果てに孤独な死を迎える時、側に立っているのはオレしかいない
家族にも見放され、友人達はすべて去り、誰からも愛されなくなった時、君の前にひざまずくのはオレしかいない
君が世を捨て、誰の手にも届かぬ遠いところへと旅立つ時、その後を追うのはオレしかいない
誰からも理解されず、中傷や偏見に晒された時、君を本当に理解するのはオレしかいない
今も、昔も、そしてこれからも

君はきっと幸せな人生を生きるだろう
何一つ省みることもなく、痛みを感じる間もなく
虐げられることも、束縛されることもなく
そうなることをオレは願っている

でもいつか、どうしようもなく孤独な時にオレは現れる
いずれ君が去ると知っていながら