ヒュンダイはミケルセン、ソルドと序盤で2台がデイリタイア、残るヌービルもパンクで大幅にタイムをロスするなどマニュアファクチャラーズポイントを考えると厳しいラリーになった
トヨタのラトバラは昨年と同じオルタネーターのトラブルでリタイア
ミークはS10でトップタイムをマークして首位に立ったものの続くS11で右後輪のホイールを破損し順位を下げた
選手権リーダーとして砂利かき役を強いられたタナックは徐々にタイムを上げてエルフィン・エバンスを抜いて2位
ラッピは左の低速コーナーでコースの外側の崖にマシンのリアを落としてそのままデイリタイア
Mスポーツはスニネンがリタイア、残るエルフィン・エバンスはタナックに抜かれたものの3位ポディウムと健闘
パワーステージもオジェがトップタイムでパーフェクトポイントを獲得
パワーステージ2位はミーク、3位はヌービル
2019 第1戦カタール決勝
Moto3
佐々木歩夢が1周目でクラッシュに巻き込まれリタイア
真崎、鈴木も残り14周で強引にインに入ろうとしたフォッジアの転倒に巻き込まれクラッシュ、鈴木はリタイア、真崎はなんとかレースに復帰し完走19位
3番グリッドスタートの鳥羽海渡は序盤こそ9番手まで順位を落としたものの中盤に巻き返し安定して2番手のポジションをキープ、最終ラップ1コーナーで前に出てその後ダラポルタに抜かれたが最終コーナーの立ち上がりでスリップについてコントロールライン手前で抜き去り見事にトップフィニッシュ、日本人としては2007年カタルーニャ小山知良以来の軽量級勝利となった
鳥羽海渡はMoto3全ライダーの中でも1コーナーのブレーキングが抜群に上手く安定していたので、そこが安定したポジションをキープできた要因だろう
Moto2
1周目1コーナーでブレガが突っ込みすぎてクラッシュ。レクオナ、ナバッロがそれに巻き込まれ転倒リタイアとMoto3に続いて波乱の幕開けとなったMoto2
ウィーク通して安定した速さを見せていたシュロッターだったがバルダッサーリがホールショットを決めた後も速さを見せることができない
序盤2番手につけていたヴィエルヘはスピードを保てず徐々に後退
予選7番手で序盤は下位に沈んだルティがじわじわと追い上げ、最終ラップにはトップのバルダッサーリに追いついてアタックするが抜ききれず1位バルダッサーリ、2位ルティ、3位シュロッター、レミー・ガードナーは惜しくも表彰台を逃して4位
日本勢長島哲太は12番手付近を走行していたものの終盤に入るところで1コーナーで転倒して終わった
MotoGP
予選トップのビニャーレスはスタートで出遅れて中団に紛れてしまった
ドヴィツィオーゾがホールショット、ミラー、マルケス、クラッチロー、中上と続く
ミラーは途中マシントラブルか速度を落とし最終的にはリタイア、同じチームメイトのバニャイアもマシントラブルなのか中盤にはリタイアしている*1
ミラーの失速でペースを乱したのかすぐ後ろにいた中上がスズキ勢に抜かれ一時は11番手まで順位を落としたが、徐々に速さを取り戻し安定した周回でミラー、モルビデリをかわして9位でフィニッシュ
スズキ勢リンスは一時トップを走るなど勢いを見せたが最終盤でミスがあり、クラッチローにも抜かれて4位
同じスズキ勢のミルは終盤速さを保てずビニャーレス、ロッシに抜かれて8位
予選5列目14番手と後方からのスタートとなったロッシは最終的に9台を抜いて5位フィニッシュ
予選トップのビニャーレスはその後ろの7位
*1:Twitterで本人がペトルッチのマシンから外れたウィングレットに当たって損傷したため、とツイートしている https://twitter.com/PeccoBagnaia/status/1104857910499266560
2019 第1戦カタール予選
Moto3
日本人は5年目となる鈴木竜生(たつき)(21)*1、フル参戦は3年目の佐々木歩夢(18)*2、同じく3年目の鳥羽海渡(18)*3、2年目の真崎一輝(18)*4に加えて、今年からフル参戦となる小椋藍(あい)(18)*5、代役参戦の山中琉聖(16)とここ数年では最も多い6人が参戦となった
山中琉聖は、フル参戦予定だったセルヒ(ジ)オ・ガルシアが年齢制限によって出場できないことによる代役*6ということで誕生日を迎えた後のアルゼンチンGPでの交代となる模様
ライダーのラインナップは昨シーズンの上位ライダーのうち、ホルヘ・マルティン、ディ・ジャンアントニオ、バスティアニーニ、ベッゼッキら4名が中量級クラスにステップアップした中、昨シーズン最終戦バレンシアで鮮烈なデビューウィンを飾ったトルコのジャン・オンジュ(Can Öncü)がフル参戦するほか、あれだけ物議を醸した出来事によりチームをクビになったはずのフェナティがMoto3に復帰している
また昨シーズンはホンダで総合6位のアロン・カネトは今シーズンからはマックス・ビアッジが率いるSterilgarda Max Racing Teamから、KTMに乗り換えての参戦となる
予選は今年からMoto3、Moto2ともにMotoGPに類似したQ1・Q2方式での予選となることが発表されており、Moto3・Moto2に関してはFPでの上位15台がQ2スタート、Q1の上位4台がQ2進出ということになる
今回の予選、日本人選手では真崎と鳥羽がQ2スタート、鈴木、佐々木、小椋、山中はQ1スタートとなった
佐々木歩夢はQ1最後のアタック、セクター3で挙動を乱しタイムを上げることができず、鈴木も5位と一歩及ばず山中ともにQ1で敗退。小椋藍のみがQ2進出した
Q1結果
1 | Celestino Vietti | 2:06.689 | ITA | KTM |
2 | John McPhee | 2:06.718 | GBR | HONDA |
3 | Ai Ogura | 2:06.809 | JPN | HONDA |
4 | Raul Fernandez | 2:06.834 | SPA | KTM |
5 | Tatsuki Suzuki | 2:06.884 | JPN | HONDA |
6 | Marcos Ramirez | 2:07.253 | SPA | HONDA |
7 | Alonso Lopez | 2:07.318 | SPA | HONDA |
8 | Ayumu Sasaki | 2:07.373 | JPN | HONDA |
9 | Makar Yurchenko | 2:07.681 | KAZ*7 | KTM |
11 | Ryusei Yamanaka | 2:08.179 | JPN | HONDA |
予選Q2では2周目のアタックで鳥羽が2:06.109をマーク。ピットインしてさらなるタイムアップを狙うもコーンフェイルら他の集団に阻まれタイムを縮めることができず、最後までアタックできなかったものの、自己最高位の6番グリッドを上回る予選3番手
フェナティは一度タイムを出した後でピットインしたが、ピット作業に時間がかかりすぎ、2度目の出走が残り時間2分10秒を切っていたためタイムアタックに間に合わず予選11番手に留まった
Q2結果(最終結果)
1 | Aron Canet | 2:05.883 | SPA | KTM |
2 | Lorenzo Dalla Porta | 2:06.080 | ITA | HONDA |
3 | Kaito Toba | 2:06.109 | JPN | HONDA |
4 | John McPhee | 2:06.308 | GBR | HONDA |
5 | Niccolo Antonelli | 2:06.373 | ITA | HONDA |
6 | Albert Arenas | 2:06.526 | SPA | KTM |
7 | Tony Arbolino | 2:06.621 | ITA | HONDA |
8 | Celestino Vietti | 2:06.663 | ITA | KTM |
9 | Vicente Perez | 2:06.670 | SPA | KTM |
13 | Kazuki Masaki | 2:06.978 | JPN | KTM |
15 | Ai Ogura | 2:07.363 | JPN | HONDA |
19 | Tatsuki Suzuki | 2:06.884 | JPN | HONDA |
22 | Ayumu Sasaki | 2:07.373 | JPN | HONDA |
25 | Ryusei Yamanaka | 2:08.179 | JPN | HONDA |
残念ながら日本勢は鳥羽海渡を除いて半分より下の方を占めることになってしまったが、決勝レースでの巻き返しに期待したい
Moto2
Moto2クラスは日本勢では長島哲太が昨年までの出光ホンダチームアジアに替わり今年はレミー・ガードナーと同じSAG(ストップアンドゴー)チームから参戦
また昨年に引き続き日本のシャーシメーカーNTSが参戦しているが、オデンダールの負傷により代役でスイス人のジェスコ・ラフィンがワイルドカード参戦している。なお、NTSのもう1人のライダーは今季はジョー・ロバーツに代わってオランダのボー・ベンドスナイデル。ジョーロバーツはアメリカンレーシングKTMから参戦している
ライダーラインナップはミル、クアッタハッホ、バニャイア、オリヴェイラら4名が今季からMotoGPにステップアップする一方、Moto3からのステップアップで4名が新たに参戦
残念ながらMotoGPで振るわなかったトーマス・ルティが再びMoto2に参戦することになった
同じ里帰り組ではサム・ロウズはMoto2継続。パッシーニは今季のシートを獲得できなかったのか名前が消えてしまった
予選Q1はマリーニ、ブレガ、長島、レクオナがQ2へ
Q2はウィーク通して安定してタイムを刻んでいたシュロッターがトップタイム、Q2から進出したマリーニが4番グリッド、マルティンは振るわず11番グリッド
長島哲太はシュロッターの後ろにつけるなど良いポジションでアタックしたがタイムを上げることができず14番手からのスタートとなる
1 | Marcel Schrotter | 1:58.585 | GER | Kalex |
2 | Xavi Vierge | 1:58.731 | SPA | Kalex |
3 | Lorenzo Baldassarri | 1:58.784 | ITA | Kalex |
4 | Luca Marini | 1:58.804 | ITA | Kalex |
5 | Remy Gardner | 1:58.819 | AUS | Kalex |
6 | Sam Lowes | 1:58.845 | GBR | Kalex |
7 | Thomas Luthi | 1:59.004 | SWI | Kalex |
8 | Brad Binder | 1:59.038 | RSA | KTM |
9 | Alex Marquez | 1:59.062 | SPA | Kalex |
14 | Tetsuta Nagashima | 1:59.397 | JPN | Kalex |
MotoGP
時間切れ
フランコフォニア ルーヴルの記憶
セミドキュメンタリーというかパリ占領時にナチスの収奪から美術品を守ったルーヴル館長ジャック・ジョジャールとドイツから文化財保護のため派遣されたメッテルニヒ伯爵との奇妙な共犯関係を描いた劇パートを主軸に、大戦時の映像と、雑な再現映像、そこにルーブルの収蔵品をふんだんに用いたイメージ映像を散りばめ、ルーブル史というよりもヨーロッパの中でのルーヴル、あるいは美術館という場の誕生、またその意味を大きく俯瞰する
ただ俯瞰が大きすぎて全体として散漫で断片的な印象で、さらにちょいちょいロシア、とくにチェーホフへと思いが飛んでしまうという極めて私的なアプローチではある
「ソクーロフ」ということを念頭に置いて観るべき作品で、でなければ視聴を途中で断念していたと思う
どういうわけかヨーロッパ人には民衆や顔を描くことが必要になったのだ
なぜヨーロッパ人はこうなのか
イスラム世界などでは肖像画を重要視しないのに
過去の時代の人々の目を知らなかったら
私はどうなっていたのか
情報とは不確実性あるいは意外性の尺度のことである
情報とは不確実性あるいは意外性の尺度のことである。もう少し定義を広げれば、不確実性と意外性の複合度の尺度のことである。
1341夜『確率で言えば』ジョン・A・パウロス|松岡正剛の千夜千冊
Nice hat!
"nice hat"って"get your head out of your ass (it's not a hat)"の言い換え(湾曲表現)なのか
"get your head out of your ass"は「無意味なことを考えるのは止めろ」とか、「ちゃんと頭を働かせろ」とか*1、「周りに注意を払え」とか、「真実から目を背けるな」とかいうニュアンスらしい
日本語で近いのはなんだろうな、「目ん玉ついてんのかおめー」とか、「何言ってんだこいつ」みたいな感じなのかな
他にも
- get your head out of the clouds
- get your head out of the gutter
- pull your head out of the sand
とか、「頭を冷やして冷静になれ」という意味で
- take your head out of the oven
みたいな言い方もあるみたい
"[get/take/pull] one's head out of ~"のバリエーション探せばまだありそうだね
Nice hat!
モニタ検討の続き
サイズ比較
なんでこんな悩むのかというと43インチ4Kと32インチ4Kの値段がほぼ変わらないというか下手したら43インチの方が安いから
あと16:9よりも16:10とか4:3(16:12)の方が使いやすいんだが*1*2、16:9の方が圧倒的に供給が多く安いという問題があって*3選定が難しい
43インチのサイズ感
23インチとの比較だとこれぐらいでかい
27インチはFHDで使うにしてもWQHDで使うにしても微妙
重ねるとこんな感じ
43インチの縦の高さは23インチ縦置きとほぼ同じで23インチを縦置きにして3枚並べると43インチと同じぐらいの広さになる
また21.5インチ4面分と同じ
価格帯としても23インチx3も21.5x4もほぼ同じぐらいで43インチ1枚の方がやや安いぐらいか
43インチ1枚にすることによる配線・セッティングの手間の軽減メリットをどれぐらい評価するのかによるか
モニター縦置きの可能性を探る
実は(実はというほどでもないが)32インチは18.5インチ3面分とほぼ同じ
4Kを3分割すると1面分の画素数は2160x1280とFHDよりやや大きい画素サイズになるので17インチFHDのノートパソコンと同じぐらいの密度感で等倍でも見れなくはないサイズだろう
画面比率は16:9.48と計算上はややスクエア寄りになる
だからなんだと思うかも知れないが縦置き1枚で配信3窓できる*4のは大きな魅力
27インチ縦置きを3分割した場合は15.3インチx3面になる
WQHDだと3分割して1440x853になる
WXGA+(1440x900)に少し縦が足りないが1440x900だとRetinaになる前のMacBook Pro15インチと同程度の画素・サイズ、と考えると用途によってはアリだなと思えてくる
23.8、27インチ縦置きとの比較
23.8インチ縦置き時の横幅は13~14インチのノートPCとほぼ同じくらい*5
と考えると23.8インチで縦の画素数が1280程度の製品*6があると丁度いいのだがそういうものは存在しない
近いのはWUXGA(1920x1200)なのだが割高感は否めないしであればもう少し高解像度で大きいサイズのものを、という欲が出てしまう
横+縦
23.8インチ横置き2段は27インチ縦置きより高く、32インチ縦置きはさらにそれよりも高い
ぶっちゃけ23.8インチ横置きを縦に2段積むのは「高さがありすぎて使いづらそうだな」という印象だが下段を目一杯下げて上段を下向きに倒せばそれほどでもないのかな
32インチ縦置きは高さで70~75cmぐらいで相当高いが40~43インチともなると机の上に縦置きするのは現実的じゃないので縦置きできる限界サイズとも言える
43インチ横置きと32インチ縦置きとの比較
逆に32インチを横置きしたときの23.8インチ、27インチとの比較
ぶっちゃけ43インチ1枚置けば縦置きモニターはいらないような気もするんだよな
ただ43インチはいままだ買い時じゃないというか、「コレだ」という商品が自分の中にない状態
非HDRならLGの43インチでいいと思うんだがHDRだと倍の値段がする
値がこなれるまで様子見の方がいいのか
正直32インチと43インチの間のサイズと画素のバリエーションがもう少し増えて欲しい