Moto3
日本人は5年目となる鈴木竜生(たつき)(21)*1、フル参戦は3年目の佐々木歩夢(18)*2、同じく3年目の鳥羽海渡(18)*3、2年目の真崎一輝(18)*4に加えて、今年からフル参戦となる小椋藍(あい)(18)*5、代役参戦の山中琉聖(16)とここ数年では最も多い6人が参戦となった
山中琉聖は、フル参戦予定だったセルヒ(ジ)オ・ガルシアが年齢制限によって出場できないことによる代役*6ということで誕生日を迎えた後のアルゼンチンGPでの交代となる模様
ライダーのラインナップは昨シーズンの上位ライダーのうち、ホルヘ・マルティン、ディ・ジャンアントニオ、バスティアニーニ、ベッゼッキら4名が中量級クラスにステップアップした中、昨シーズン最終戦バレンシアで鮮烈なデビューウィンを飾ったトルコのジャン・オンジュ(Can Öncü)がフル参戦するほか、あれだけ物議を醸した出来事によりチームをクビになったはずのフェナティがMoto3に復帰している
また昨シーズンはホンダで総合6位のアロン・カネトは今シーズンからはマックス・ビアッジが率いるSterilgarda Max Racing Teamから、KTMに乗り換えての参戦となる
予選は今年からMoto3、Moto2ともにMotoGPに類似したQ1・Q2方式での予選となることが発表されており、Moto3・Moto2に関してはFPでの上位15台がQ2スタート、Q1の上位4台がQ2進出ということになる
今回の予選、日本人選手では真崎と鳥羽がQ2スタート、鈴木、佐々木、小椋、山中はQ1スタートとなった
佐々木歩夢はQ1最後のアタック、セクター3で挙動を乱しタイムを上げることができず、鈴木も5位と一歩及ばず山中ともにQ1で敗退。小椋藍のみがQ2進出した
Q1結果
1 | Celestino Vietti | 2:06.689 | ITA | KTM |
2 | John McPhee | 2:06.718 | GBR | HONDA |
3 | Ai Ogura | 2:06.809 | JPN | HONDA |
4 | Raul Fernandez | 2:06.834 | SPA | KTM |
5 | Tatsuki Suzuki | 2:06.884 | JPN | HONDA |
6 | Marcos Ramirez | 2:07.253 | SPA | HONDA |
7 | Alonso Lopez | 2:07.318 | SPA | HONDA |
8 | Ayumu Sasaki | 2:07.373 | JPN | HONDA |
9 | Makar Yurchenko | 2:07.681 | KAZ*7 | KTM |
11 | Ryusei Yamanaka | 2:08.179 | JPN | HONDA |
予選Q2では2周目のアタックで鳥羽が2:06.109をマーク。ピットインしてさらなるタイムアップを狙うもコーンフェイルら他の集団に阻まれタイムを縮めることができず、最後までアタックできなかったものの、自己最高位の6番グリッドを上回る予選3番手
フェナティは一度タイムを出した後でピットインしたが、ピット作業に時間がかかりすぎ、2度目の出走が残り時間2分10秒を切っていたためタイムアタックに間に合わず予選11番手に留まった
Q2結果(最終結果)
1 | Aron Canet | 2:05.883 | SPA | KTM |
2 | Lorenzo Dalla Porta | 2:06.080 | ITA | HONDA |
3 | Kaito Toba | 2:06.109 | JPN | HONDA |
4 | John McPhee | 2:06.308 | GBR | HONDA |
5 | Niccolo Antonelli | 2:06.373 | ITA | HONDA |
6 | Albert Arenas | 2:06.526 | SPA | KTM |
7 | Tony Arbolino | 2:06.621 | ITA | HONDA |
8 | Celestino Vietti | 2:06.663 | ITA | KTM |
9 | Vicente Perez | 2:06.670 | SPA | KTM |
13 | Kazuki Masaki | 2:06.978 | JPN | KTM |
15 | Ai Ogura | 2:07.363 | JPN | HONDA |
19 | Tatsuki Suzuki | 2:06.884 | JPN | HONDA |
22 | Ayumu Sasaki | 2:07.373 | JPN | HONDA |
25 | Ryusei Yamanaka | 2:08.179 | JPN | HONDA |
残念ながら日本勢は鳥羽海渡を除いて半分より下の方を占めることになってしまったが、決勝レースでの巻き返しに期待したい
Moto2
Moto2クラスは日本勢では長島哲太が昨年までの出光ホンダチームアジアに替わり今年はレミー・ガードナーと同じSAG(ストップアンドゴー)チームから参戦
また昨年に引き続き日本のシャーシメーカーNTSが参戦しているが、オデンダールの負傷により代役でスイス人のジェスコ・ラフィンがワイルドカード参戦している。なお、NTSのもう1人のライダーは今季はジョー・ロバーツに代わってオランダのボー・ベンドスナイデル。ジョーロバーツはアメリカンレーシングKTMから参戦している
ライダーラインナップはミル、クアッタハッホ、バニャイア、オリヴェイラら4名が今季からMotoGPにステップアップする一方、Moto3からのステップアップで4名が新たに参戦
残念ながらMotoGPで振るわなかったトーマス・ルティが再びMoto2に参戦することになった
同じ里帰り組ではサム・ロウズはMoto2継続。パッシーニは今季のシートを獲得できなかったのか名前が消えてしまった
予選Q1はマリーニ、ブレガ、長島、レクオナがQ2へ
Q2はウィーク通して安定してタイムを刻んでいたシュロッターがトップタイム、Q2から進出したマリーニが4番グリッド、マルティンは振るわず11番グリッド
長島哲太はシュロッターの後ろにつけるなど良いポジションでアタックしたがタイムを上げることができず14番手からのスタートとなる
1 | Marcel Schrotter | 1:58.585 | GER | Kalex |
2 | Xavi Vierge | 1:58.731 | SPA | Kalex |
3 | Lorenzo Baldassarri | 1:58.784 | ITA | Kalex |
4 | Luca Marini | 1:58.804 | ITA | Kalex |
5 | Remy Gardner | 1:58.819 | AUS | Kalex |
6 | Sam Lowes | 1:58.845 | GBR | Kalex |
7 | Thomas Luthi | 1:59.004 | SWI | Kalex |
8 | Brad Binder | 1:59.038 | RSA | KTM |
9 | Alex Marquez | 1:59.062 | SPA | Kalex |
14 | Tetsuta Nagashima | 1:59.397 | JPN | Kalex |
MotoGP
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